- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 社
- 時間割コード
Course Code - 50779
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 感情・人格心理学
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 守谷 順
- 曜限
Day/Period - 金1
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義（対面型）
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
人の感情や人格（パーソナリティ）は様々で，双子の兄弟・姉妹ですら同じ性格とも限らないし，同じ状況でも似た感情が生起するとも限りません。私たちの感情や人格は心理学ではどのように説明できるのでしょうか。本講義では人格の概念及び形成過程および人格の類型，特性等，人格心理学の基礎について，また感情に関する理論や感情が喚起させるプロセス，感情が行動に及ぼす影響について概観します。さらに，社会環境が感情や人格の形成に与える影響に着目し，家庭環境や社会環境がどのくらい感情や性格を変えるのか，文化が違うと性格も違うのかなど考えます。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
人格心理学の基礎概念，感情の機序と個人差，他領域（社会心理，発達心理など）と感情・人格心理の関連性を理解することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
自分で理解したこと（人格や感情の心理学的特徴，メカニズム）を，口頭や文章にて分かりやすく人に説明できる。
③主体的な態度の観点
自らの学習を振り返り，適切な改善点をあげることができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス
第2回 血液型性格判断の嘘（A型は几帳面で慎重？）
第3回 人格の諸理論（類型論・特性論）（外見で性格を見抜けるか？）
第4回 人格の形成と変容（三つ子の魂百まで？）
第5回 人格障害とアイデンティティ（まだ見えない自分らしさって？）
第6回 人格と自己複雑性，不一致（理想の自分って？）
第7回 人格と対人関係（どんな性格の人と気が合う？）
第8回 人格と状況・文化（どんな状況でもいつも同じ性格？）
第9回 人格の測定（性格はどうしたら分かる？）
第10回 感情の諸理論と感情喚起の機序（感情はいくつある？）
第11回 感情の生物学的基盤（脳が感情を変える？）
第12回 感情と表情（顔はどう気持ちを伝える？）
第13回 感情から行動へ（人の気持ちが分かれば優しくなれる？）
第14回 感情と病理・健康（健康的でいるには？）
第15回 まとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
興味のあるテーマを見つけ，自分で調べることを推奨します。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験（筆記試験）の成績と平常成績で総合評価する。
定期試験（70％），小テスト（30％）（4/28修正）基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
講義内容に対する理解度を評価する。
①知識・技能の観点
基礎的な概念や用語の定義・内容を問う設問
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
心理学的現象を捉える視点に関する記述問題
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References 鈴木公啓（編） パーソナリティ心理学概論：性格理解への扉 ナカニシヤ出版
榎本博明・安藤寿康・堀毛一也 パーソナリティ心理学：人間科学，自然科学，社会科学のクロスロード 有斐閣
大平英樹（編） 感情心理学・入門 有斐閣アルマ
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMS「メッセージ」機能による連絡か，直接教員宛（jmoriya@kansai-u.ac.jp）に連絡してください。
- 備考
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