- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 社
- 時間割コード
Course Code - 50569
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 卒業研究1
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- S 5
- 担任者名
Instructor - 酒井 千絵
- 曜限
Day/Period - 火4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
演習(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
卒業研究では、これまでに学んだ様々な方法やテーマを自分なりに整理し、最終的に卒業研究レポートとして完成させることを目的としている。
まず、自分自身の関心を社会学的なテーマに結びつけ、先行研究の検索、読み込みと要約・批評の執筆などをとおして、卒業研究のテーマを確定していく。また、適切な調査方法を選択し、データの収集や分析を開始しながら、「相手にどのように伝えたらいいのか」を徹底的に考えてゼミで口頭発表を行う。また、自分の研究を行うだけでなく、ゼミのメンバーの発表に対し、コメントやアドバイスを行う。到達目標 / Course Objectives
本講義の達成目標は以下の3点である。
1) 自分の関心をふまえて、社会学的に考察するのに適切なテーマを設定し、既存データを引用しながら、具体的な調査計画をたて、実行する。
2) 先行研究や既存データを整理し、自分の研究と関連づけて論じる方法を身につける。
3) ゼミの参加者同士が、それぞれの発表を積極的に聞き、コメントやディスカッションが出来るようになる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
・フィールドワーク
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
卒業研究1は、大まかに以下の計画に沿って進めていく。
第1回 イントロダクション 卒論の進行状況を共有する。
第2〜5回 先行研究を整理し、問題意識を明確にする
*目の前にある出来事、読んだ本、自分自身の経験などを、文章の形で他の人と共有するためのトレーニングを行う。ゼミ内で実際に文章を書き(フリーライティング)、その後相互に読み合わせをして批評する。
第6〜9回 既存データと調査計画
* 自分の研究テーマにかかわる文献がどのようなデータを根拠にして議論を組み立てているのかを理解する。政府統計をはじめとする入手可能な二次データから何が言えるかを考える。自分自身で調査を行う場合は調査計画を立てる。
第10〜14回 卒論執筆を軌道に乗せる
論文の構成を作り、書けるところから書き始める
第15回 卒論中間報告会授業時間外学習 / Expected work outside of class
卒業研究では、授業に出席することは履修の最低条件であり、課題の作成や調査の実施等、さらにはゴールである卒業研究レポートの作成は、基本的に授業時間外に行うことになる。意欲的に課題に取り組むことが求められる。
専門演習を含む3年間に身につけた表現力を磨き、大学生活のまとめとしての卒業論文をきちんと描き上げることが求められる。そのためには、文章力の向上が不可欠であるため、定期的に短い文章を作成し、相互に添削して、読みやすい文章となにか、説得力のある文章には何が必要なのかを考える。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
卒業研究の中間レポート(40%)、口頭での中間報告(20%) 出席・議論への積極的な参加等を含む平常点(40%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
1) 毎回ゼミに参加し、積極的に議論に参加して、他の参加者の卒業研究レポートを向上させるような貢献を行うことが出来る。
2) 自分自身の関心に基づき、社会学的な方法によって明らかにしうるようなテーマを選択し、研究することが出来る。
3) 調査テーマに関連する先行研究を広範に集め、さらに自分自身で社会学的調査(インタビュー、参与観察、質問紙等)を行うための準備をする。
4) 文章作成の様々なルールを守って、5000字程度の卒業論文草稿を書き上げる。
- 教科書
Textbooks
特に指定しない。
-
参考書
References 戸田山和久 『新版 論文の教室―レポートから卒論まで』 NHK出版
ハワード・S・ベッカー 『ベッカー先生の論文教室』 慶應義塾大学出版会
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワーは別途指示する。
LMSおよびLINEを利用して情報を伝達する。
- 備考
Other Comments ・卒業研究を大学4年間の集大成と位置づけ、それぞれが納得のいく卒業研究レポートを仕上げることを、1年間の目標としたい。
・出席、ゼミへの参加を重視する。理由なく欠席が続く者は、参加の意思がないものとみなす。用事があって欠席する際にも、必ず担当者宛に連絡を入れ、指示を待たなくてはならない。就職活動による欠席であっても、他の欠席と同様に扱い、LMSを用いるなどして、発表者へのコメント等のコミュニケーションをとることが求められ、それができない場合は不合格とすることがある。また、目安として出席率が70%を下回る場合は卒論指導を受けたとは評価できない事があるので、注意すること。
・忙しい時期でも1週間に一度は卒論に取り組み、まとめた内容についてゼミで発表すること。
・ゼミに関する連絡や情報の共有は、LMS、LINE等を用いて行われる。個人の責任において、メールをきちんと受け取り、内容を確認すること。また、返信の必要がある場合には速やかに返信を行うこと。
・ゼミの時間帯とは別にオフィスアワーを設け、卒業研究等の相談を受け付けるので、積極的に利用してください。