- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 社
- 時間割コード
Course Code - 50749
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 初級心理学実験実習
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 5
- 担任者名
Instructor - 秋山 隆/中越 みずき
- 曜限
Day/Period - 木4/木5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
実験・実習・製図(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
心理学は科学的な視点に基づいて人間の心と行動の記述・説明・予測・制御を目指す学問である。心理学研究では,観察,実験,調査などの研究法を用いて人間の心と行動のあり方を明らかにした上で,その結果を論理的に整理することが求められる。本科目では,心理学で用いられているこれらの研究方法を体験しながら実際にデータを収集し,集計・分析を行って,5つの実験課題をレポートにまとめる。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
レポート作成に必要なデータ分析を行うことができる。複数の分析方法に習熟することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
分析結果に基づいて,心理学の様式にしたがったレポートを作成することができる。
③主体的な態度の観点
返却されたレポートを確認して改善点を理解し,次のレポート作成に生かすことができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 導⼊ ⼼理学の研究⽅法論とレポートの書き⽅
第2回 統計⼊⾨ SPSSによるデータ解析(入門)
第3回 ミュラーリアー錯視を⽤いた実験 実験の実施とデータ分析(t検定)
第4回 ミュラーリアー錯視を⽤いた実験 レポートの作成
第5回 ストループ効果 実験の実施とデータ分析(分散分析)
第6回 ストループ効果 レポートの作成
第7回 直接プライミング 実験の実施とデータ分析(t検定)
第8回 直接プライミング レポートの作成
第9回 Big Fiveを使った実験(統制群、社会的望ましさ群、友⼈群) データ分析(群間、繰り返しのある分散分析)
第10回 Big Fiveを使った実験 レポートの作成
第11回 データ解析応⽤実習 SPSSによるデータ解析(発展)
第12回 データ解析応⽤実習 データ解析の計画立案
第13回 データ解析応⽤実習 データ解析の実施とレポートの作成
第14回 データ解析応⽤実習 まとめ
第15回 まとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業時間外にも、授業中に課されたレポートの作成を行うこと。
1年次配当の「心理学統計法」を復習することが望ましい。実習に関連する統計的分析に関しては、Excel、SPSSを使って授業時間外にも予習・復習することが望ましい。実習テーマと関連する学術論文を検索し、読んでおくことが望ましい。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
授業への参加度・学習態度(50%),およびレポート(50%)により評価を行う。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
すべての実験課題を体験し,結果を分析・考察して提出されたレポートを成績評価の対象とする。
①知識・技能の観点
レポートにおいて,必要なデータ分析を行っていること。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
レポートにおいて,分析結果と結果から読みとれる内容を適切に文章化していること。
③主体的な態度の観点
レポートにおいて,改善すべき事項が減少していくこと。
- 教科書
Textbooks 石井秀宗 『人間科学のための統計分析』 医歯薬出版株式会社 978-4-263-73161-1
その他,テーマごとに資料を配布する。
-
参考書
References
授業中に適宜指示する。
- フィードバックの方法
Feedback Method 心理学の論文形式に従って作成するレポートについては、採点後に返却する。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー
授業の前後に対応する。
その他
連絡方法については,必要に応じて伝える。
- 備考
Other Comments 受講生のクラス分けは,学籍番号によって行います。
「臨床心理学基礎実習」および「上級心理学実験実習」を履修するためには,本科目を修得する必要があります。