- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 社
- 時間割コード
Course Code - 50694
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 環境社会学1
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 大門 信也
- 曜限
Day/Period - 金3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本講義では環境問題を、地域社会のあり様と関連づけながら考察していく。具体的には、戦後の水俣病問題、石けん運動などの事例に即して、環境問題を一般論的にではなく、個別具体的な人びとの行為の連なりとその構造の中で捉えることで、社会学的な考察の対象とする。
到達目標 / Course Objectives
本講義の到達目標は、「個別具体的な事例への深い理解を前提として、環境問題を地域社会の問題に関連づけて考察する」という、日本の環境社会学が重視してきた姿勢を理解し、身につけることである。そのため本講義は、(1)環境問題にまつわる地域社会を中心とした個別具体的な事例について出来る限り詳細に紹介し、(2)これを理解するための枠組みとして、環境社会学の諸理論枠組みを紹介する、という形式で進められる。つまり、この(1)と(2)への受講者の理解を深めることが、本講義の到達目標である。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 イントロダクション
第2回 社会学と環境問題
第3回 熊本水俣病1:なぜ被害は拡大したか
第4回 熊本水俣病2:加害と被害の社会的構造とは何か
第5回 熊本水俣病3:なぜ今も解決していないのか
第6回 中間考察1:過去を教訓とする(オンデマンド)
第7回 消費生活と環境問題1:複合汚染と消費者運動
第8回 消費生活と環境問題2:滋賀県せっけん運動の概要
第9回 消費生活と環境問題3:リサイクルせっけん運動の展開と意義
第10回 中間考察2:関係性を問いなおす(オンデマンド)
第11回 地域社会とエネルギー問題1:地域開発とエネルギー
第12回 地域社会とエネルギー問題2:原子力エネルギー問題
第13回 地域社会とエネルギー問題3:再生可能エネルギー問題
第14回 授業全体の総括(オンデマンド)
第15回 到達度の確認授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業を受けた後、毎回課題にとりくむ必要がある(対面授業におけるミニッツペーパーに近い内容)。
また講義内容について、参考書や講義で提示した資料を参照することで理解を深める必要がある。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)で評価する。
対面授業に加え、3回分のオンデマンド授業を行い、自宅等で課題にとりくむ機会を充実させる。
成績評価割合は「授業毎の小課題30%+到達度確認70%」とする。
※オンデマンド回の日程を変更する場合があります。
※履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
→これらの変更があった場合は、授業及びインフォメーションシステム等で事前に周知します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
授業毎の小課題も到達度確認も、各講義で紹介した個別事例についての事実に即したより正確な理解、理論へのより正確な理解を評価基準とする。
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References 環境社会学会編 『環境社会学事典』 (丸善出版) 978-4-621-30754-0
藤川 賢・友澤悠季編 『シリーズ環境社会学第1巻 なぜ公害は続くのか』 (新泉社) 978-4-7877-2301-7
茅野恒秀・青木聡子編 『シリーズ環境社会学第2巻 地域社会はエネルギーとどう向き合ってきたのか』 (新泉社) 978-4-7877-2302-4
法政大学大原社会問題研究所・鈴木玲編著 『労働者と公害・環境問題』 法政大学出版局 978-4-588-62544-2
- フィードバックの方法
Feedback Method LMSのアンケート機能等を活用し、主に授業内にフィードバックを行う。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSメッセージや、必要におうじてEメールを連絡の手段とする。
- 備考
Other Comments 必要な連絡事項は原則としてLMSのメッセージで伝達する。