- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 社
- 時間割コード
Course Code - 50964
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - クリティカルシンキング1
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 佐々木 崇
- 曜限
Day/Period - 木5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
大学生のみなさんが、将来、専門的な論文を解読したり、組み立てたりできるようになるためには、幾つかの必要な技術(スキル)があります。この講義のねらいは、そのようなスキルのなかで最も大切で基本的な「論理的に文章を読んで分析し、書く」技術を身につけることにあります。ただし、「論理的」と聞いてもひるむ必要はありません。この講義では記号などは少しだけしか使いませんし、語学などのようにたくさん暗記しなくてはならないことがあるわけでもありません。むしろ、大切なのは知識として覚えるよりも、実際に自分の手や頭を動かして使えるようになることです。そのためこの講義は、ごく少数の基本的なことを何度も繰り返して身につけていくトレーニングが中心になります。授業ではグループワークで問題に取り組むことがあります。
到達目標 / Course Objectives
春学期の講義(クリティカルシンキング1)では、論文を書く準備としての基本的な枠組みを学ぶことを目標とします。春学期は特に論理的に読む練習を中心にします。授業での課題を中心に、論理の基本的な事項を身につけましょう。授業の最終段階で、それまでに身に着けたスキルを活用して論文を書く練習をしてみたいと思っています。実際に論文を書くための、より実践的な技術を身につけたい人は秋学期の講義(クリティカルシンキング2)の講義まで継続して受講することをお勧めします。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
最初は幾つかの必要最低限の道具立てを説明して、簡単な文章からはじめて、それらを少しずつ身につけて、文章をより論理的に読み、書くことを目的とします。授業の進捗状況などによって授業計画に変更の生じる場合があります。必要な範囲で理解度を確認し、状況に応じて授業計画を見なおします。
(1)イントロダクション
(2)論証とは何か
(3)接続表現に注目する
(4)論証を図式化する
(5)演繹的論証の基本
(6)代表的な演繹的論証
(7)演繹的論証の評価
(8)非演繹的論証とその評価
(9)仮説形成法
(10)因果的な論証
(11)価値判断の論証
(12)騙されやすい論証(1):代表的な誤謬
(13)騙されやすい論証(2):その他の誤謬
(14)論証(論文)を作る
(15)まとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
各回の内容はそれ以降の内容の前提になりますので、授業でやった内容の復習をしてください。課題の提出などで関大LMSの機能を使用しますので、対応できるようにしてください。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
平常成績(授業内の課題等)(100%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
平常成績:内容把握の正確さ,課題遂行の的確さ,論述の明証性に基づく。
- 教科書
Textbooks
基本的に毎回プリント(授業内容や練習問題など)を配布します。加えて、指定したデジタルコンテンツなどを用いて授業前後に各自の学習を求めることがあります。授業ではグループワークで問題に取り組むことがあります。なお、授業内容は進度などに応じて変更する可能性があります。
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参考書
References 戸田山和久 『「論文」の教室』 NHK出版
道田泰司、宮本博章 『クリティカル進化論』 北大路出版
齊藤了文・中村光世 『「正しく」考える方法』 (晃洋書房)
講義中に適宜指示します。
- フィードバックの方法
Feedback Method 関大LMSの機能も用いることがあります。LMSを各自で確認できるようにしてください。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 基本は授業前後に問い合わせてください。LMSのメッセージでも連絡は取れます。
- 備考
Other Comments 一番大事なのは、みなさんが受け身でなく、自分の頭で考えようという態度で取り組むことです。授業内で行う例題や課題については、その場で答えられるようにしてください。加えて、指定したデジタルコンテンツなどを用いて授業前後に各自の学習を求めることがあります。なお、授業内容は進度などに応じて変更する可能性があります。