2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
法/社
時間割コード
Course Code
50686
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
社会福祉概論
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
吉岡 洋子
曜限
Day/Period
火4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

社会福祉の成り立ちと基本的な理念、制度、実践について体系的に学ぶ。その際、国際比較の視点で日本の位置づけを理解しながら進める点が、本授業の特徴である。また、人生の様々な段階・状況におけるニーズや生きづらさの具体例を数多く用いながら、福祉専門職による支援とは、子どもの権利とは、テクノロジーはどう貢献できるか等を議論する。個々人誰もが尊重され、自分らしく生きることのできる社会の姿や仕組みを、自身と関連付けて考える形で授業を展開する。最終的には、受講生が、学生や職業人、家族、市民として生きやすくなり、人生を歩む際の土台の一つともなる福祉の価値観と視点を身につけることを目指す。

到達目標 / Course Objectives

本授業の到達目標は、次の5点である。
①社会福祉の基本的な理念や概念を理解する(知識・技能)
②日本の社会福祉に関する主要な歴史と制度を理解し、具体的に説明できる力を身につける(知識・技能)
③国際比較の視点から、日本の社会福祉の特徴をあげて説明できる力を身につける。(知識・技能、思考力・表現力)
④社会福祉の諸課題を自分の生活と関連付けて認識し、意見を述べる。(主体的態度、思考力・表現力)
⑤福祉の時事的トピックスや事例について、社会福祉の理念や考え方を用いて論じる。(思考力・表現力、主体的態度)

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・多数の事例紹介、映像教材の活用。また、大きな刺激を与えてくれるであろうゲスト講師を招きます。

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  Ⅰ社会福祉とは①オリエンテーション、社会福祉の考え方
第2回            〃  ②福祉国家の国際比較:アメリカ、ドイツ、スウェーデン
第3回            〃  ③社会福祉の理念と歴史的展開:エンパワメント、ソーシャル・インクルージョン等
第4回            〃  ④日本における制度体系とその発展過程
第5回  Ⅱ社会福祉の仕事①専門職:社会福祉士,スクールソーシャルワーカー等
第6回            〃       ②ソーシャルワークの方法と技術
第7回          〃         ③自立を支えるケアとは:理念、テクノロジーの活用
第8回  Ⅲ社会福祉の実際①高齢者と介護:介護保険と地域包括ケア
第9回   〃      ②障がい福祉:地域でふつうに暮らし、学び、働く
第10回            〃       ③子どもと家庭:すべての子どもの権利保障
第11回        〃           ④現場からのゲスト講師
第12回      〃             ⑤貧困:貧困の多面性
第13回        〃                ⑥女性と福祉:DVの構造と被害者支援
第14回  〃                      ⑦地域福祉:住民主体の支え合いとつながり作り
第15回  全体のふり返りと今後の展望、到達度の確認

授業時間外学習 / Expected work outside of class

①ミニッツペーパーの課題、②授業中に紹介する参考文献や動画等での自主的な追加学習、③授業テーマに関して日常生活やニュース等で意識的にアンテナをはって過ごし、情報を得たり自ら考えたりすること。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
通常のミニッツペーパー(25点)、小テスト(筆記)1回(25点)、到達度の確認(50点)による総合評価とする。
※履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を変更することがあります。その場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。
※【重要】履修者多数のため、成績評価方法と点数配分が変更となりました。通常のミニッツペーパー(30点)、小テスト1(35点)、小テスト2(最終回実施  35点)による総合評価とします。小テストの日程と実施方法(筆記/LMS)は、授業中またLMSのメッセージで確実に周知します。4/30吉岡

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①講義で解説する語句、概念や理念を適切に理解しているか(知識・技能)
②自分自身や身近な人の生活、現実の社会と関連付けて考えているか(視点・内容、学びの主体性)
③授業で学んだ概念や理念と適切に関連付けて、社会福祉の時事的トピックスや事例について論じた文章であるか(論理性と表現力)

教科書
Textbooks


教科書は用いず、授業中にパワーポイント資料をLMSで配布する。

参考書
References

室田保夫・倉持史朗・蜂谷俊隆(編著)  社会福祉(新・基礎からの社会福祉1)  ミネルヴァ書房  9784623082957

上記参考テキストは随時参照する。
他、参考となる書籍やURLは授業中に随時紹介する。

フィードバックの方法
Feedback Method

①授業の問い合わせはLMSのメッセージ機能を使用してください。
②ミニッツペーパーでの質問や感想には、基本的に翌週の授業でフィードバックを行い、また他学生の考えをシェアして学び合える機会とします。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

相談等はLMSまたはEメールでお願いします。

備考
Other Comments

①履修に際して相談や配慮が必要な場合、できる限り早期に担当者に連絡をしてください。
②受講者数やゲスト講師の予定により、講義内容の実施順番を変更する場合があります。授業計画は随時、事前に見通しをお伝えします。
③積極的に映像教材を用いたりLMSで参考のウェブサイトや動画URLを紹介したりしますので、主体的に学んでください。