- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 社
- 時間割コード
Course Code - 50640
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 社会調査論
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 間淵 領吾
- 曜限
Day/Period - 金3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
社会調査には、学術的研究を目的としたものだけではなく、行政の政策決定や、企業の商品開発、顧客サービスの向上といったことを目的としたものもあり、多種多様です。どのような社会調査が存在し、それぞれがいかなる特徴を持っており、調査結果を読み取る際にどのような点に注意すべきなのかといった点について、実際におこなわれた色々な調査を題材にしながら講義していきます。
社会調査データを正しく利用するための能力、さらには、望ましい社会調査を実施するための能力を身に付けることが、受講者の目標です。到達目標 / Course Objectives
社会調査に関する基礎的知識を身につけるとともに、社会調査データを正しく評価・利用するための能力を身につける。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 イントロダクション、社会調査の理想と現実:「怪しい」調査の紹介、社会調査データの探し方
第2回 社会調査の意義:学問的意義と社会的意義
第3回 社会調査の歴史
第4回 社会調査の諸類型(1):調査事項による分類(実態調査と世論調査)
第5回 社会調査の諸類型(2):調査対象者選定方法による分類(全数調査と標本調査)
第6回 社会調査の諸類型(3):調査データの種類による分類(量的調査と質的調査)
第7回 社会調査の諸類型(4-1):調査目的による分類(その1:学術調査、マーケティングリサーチ、行政調査等)
第8回 社会調査の諸類型(4-2):調査目的による分類(その2:裁判における調査結果の活用)
第9回 社会調査の諸類型(5-1):調査方法による分類(その1:訪問面接調査、留め置き調査、郵送調査、電話調査)
第10回 社会調査の諸類型(5-2):調査方法による分類(その2:インターネット調査、集合調査、グループインタビュー調査)
第11回 社会調査の諸類型(6):調査時点による分類(クロスセクション調査、継続調査、パネルサーベイ)
第12回 社会調査の諸類型(7):調査地点による分類(地域調査、全国調査、国際比較調査等)
第13回 二次データの探し方:国内・海外の社会調査データの探し方、ICPSRデータアーカイブ等を活用した既存調査データの検索法と2次分析の方法
第14回 調査報告書の作成法
第15回 社会調査と倫理(個人情報、人権問題、世論操作、調査の氾濫)授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業資料に理解できない点や疑問に感じる点がある場合は、授業資料を繰り返し読んだり、各自でインターネット等を通じて情報収集に努めるとともに、関大LMSのメッセージや掲示板を活用して積極的に質問や意見を投稿してください。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
定期試験(90%)、平常点(10%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
定期試験:講義内容に対する理解度と思考力を評価します。
平常点:授業資料へのアクセスの有無、感想・質問・要望等の投稿の有無によって主体的な学習態度を評価します。
- 教科書
Textbooks
教科書は使用しません。授業資料は、関大LMSを経由して配付するので、各自でアクセスしてダウンロードand/orプリントしてください。
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参考書
References
必要に応じて講義資料で適宜指示します。
- フィードバックの方法
Feedback Method ・関大LMSに各回授業に関する「質疑応答用掲示板」を設置します。授業の感想や質問・要望等がある場合は、積極的に投稿してください。平常点として加味します。
・投稿されたメッセージは、必ずすべて目を通します。質問・要望等については、必ず遅くとも次回授業開始時までに掲示板上で回答します。
・なお、関大LMSの掲示板は、匿名で投稿できるように設定しますので、匿名希望する場合は、投稿する際に自分で選択してください(ただし、匿名投稿の場合でも投稿者本人ならびに担当教員だけには投稿者の氏名が開示されます)。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSのメッセージまたは掲示板を利用してください。
- 備考
Other Comments ※授業資料は、各回の授業開始時刻までに関大LMSにアップロードします。各自の都合に合わせて定期試験までに閲覧し、内容を理解してください。
※この科目は、一般社団法人)社会調査協会が認定する「社会調査士」資格を取得するための科目(社会調査士標準カリキュラムA)として同協会から認定されています。ただし、資格取得に主眼があるわけではありません。資格取得を希望しない人の受講も大いに歓迎します。
※社会調査士の詳細については、1年次の履修ガイダンスの際に配布された「社会調査士資格の取得について」(参考資料としてLMSに掲出しています。)を参照してください。関西大学社会学部の社会調査士連絡責任者は間淵なので、社会調査士についての質問は、間淵まで遠慮なくどうぞ。随時受け付けています。