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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
50966
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
国際経済システム
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
友田 康信
曜限
Day/Period
金3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

本講義では、入門レベルの国際金融論について学びます。マクロ経済学を勉強したことが無くても履修可能ですが、マクロ経済学の知識があることが望ましいです。
講義は教科書に沿って進みます。各回の授業の最後に配布する確認問題は、教科書を見ながら解いて提出してもらいます。教科書を用意してください。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
国際金融に関する基本的な知識や考え方を理解している。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
為替レートの決定理論などの国際金融の概念について、自分の言葉で説明できる。
③主体的な態度の観点
国際金融の知識をもとに、マクロ経済政策に関して自分の頭で考えることができる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  ガイダンス:グローバル経済と国際金融
第2回  国際収支統計と対外純資産残高
第3回  開放経済下の国民所得決定と経常収支
第4回  開放経済下の貨幣、金利、為替レート
第5回  為替レートと貿易
第6回  外国為替市場
第7回  購買力平価
第8回  金利平価
第9回  アセット・アプローチによる為替レートの決定
第10回  為替相場制度と為替介入
第11回  開放経済下のマクロ経済均衡
第12回  マンデル=フレミングモデルによる財政金融政策
第13回  為替相場制度の歴史
第14回  通貨統合とユーロ
第15回  到達度確認

授業時間外学習 / Expected work outside of class

授業は教書に沿って進みます。予習復習をしてください。各回の授業の確認問題の解き方の復習も重要です。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
第15回授業の到達度確認の試験と、各回の授業(第2回授業~第14回授業)で行う確認問題  (1回2点)  により評価します。
到達度確認  (74%)
確認問題  (1回あたり2%、合計で26%)

履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

毎回の授業の確認問題では、基本的な知識を中心に問います。第15回の到達度確認試験では、確認問題をアレンジした基本的な知識を問う問題と、思考力を問う応用問題の両方が出題されます。

教科書
Textbooks

佐藤綾野・中田勇人  国際金融論15講  新世社  978-4883843237

確実な知識を得るために、教科書を使った学習はとても重要です。授業は教科書に沿って進みます。また、各以下の授業の最後に行う確認問題は、教科書を参照しながら解いてもらいます。履修者は教科書を用意してください。

参考書
References

阿部顕三・寳田康弘  グラフィック 国際経済学  新世社  978-4883843794
クルーグマン  オブストフェルト  メリッツ著 山形浩生・守岡桜訳  クルーグマン国際経済学 理論と政策  [原書第10版]  下:金融編  丸善出版  978-4621300589
上川孝夫  国際金融史:国際金本位制から世界金融危機まで  日本経済評論社  978-4818823983

1点目の参考書は、経済理論の説明が中心の入門的な教科書です。
2点目の参考書は、国際的な定評の高いロングセラーの教科書です。
3点目の参考書は、国際金融の歴史を扱っています。国際金融では、特に制度や歴史の知識が需要です。

フィードバックの方法
Feedback Method

各回の授業の最後に行う確認問題の解答・解説は、次の授業の最初に行います。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

授業終了後に教卓に来て、担当教員に話しかけてください。短い時間で答えられる質問ならば、その場で答えます。説明に時間を要する質問ならば、質問に来てくれた学生と相談のうえ、質問に答える時間と場所を調整します。

備考
Other Comments

中学レベルの最低限の数学は前提とします。高校レベル以上の数学はほとんど使いませんが、必要に応じて授業内で詳細な復習・解説を行います。しっかりと授業を聴いていれば、理解できるはずです。