- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 社
- 時間割コード
Course Code - 50952
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 社会変動論
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 与謝野 有紀
- 曜限
Day/Period - 火4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
概要:
社会変動論は、社会、経済、政治、文化にわたる諸領域の構造的変化を広く対象とする。そして、それらの複数領域の構造変動の論理を同時に整理し、過去の事例を参考に、今後の社会のありようについて検討することを目的としている。
もちろん、社会、経済、政治、文化の領域ごとに無数の課題があり、それぞれについて膨大かつ詳細な知識の蓄積がすでになされてきていることはいうまでもない。これらの課題と理論について、統合した一般的な理論を志向することはまったく不可能な試みである。
社会変動論が試みるのはこのような一般理論、巨大理論をつくることではない。社会変動論の目的は、異なる社会、国家間で共通する変化の特徴を整理し、できるだけ包括的にそれらをt検討することである。そのため、社会のミクロ(個人)-マクロ(社会)両レベルでの検討があるが、国際比較をふくめたマクロ的な検討を中心としながら社会変動論は発展してきた。このような社会変動論の試みは、必ずしも常に成功してきたとはいえない。しかしながら、他の学問分野とはことなる独自の「社会にたいする見方」を提出してきたこともまた事実である。産業化論、近代化論などが、これらの例であり、たとえば戦後の日本社会の展開を整理するうえで、現在でも有用な枠組みの一つとなっている。しかしながら、これらの議論にしても、昨今の日本、世界の状況に対してもはや十分な説明力がないことはあきらかであるから、本講義では、これらの既存の主要理論をこえて社会変動をめぐるモデルについて広くふれながら日本の社会変動の様態を映像をみながら検討していく。到達目標 / Course Objectives
1.戦後日本の社会変動を、映像等を通して、情報豊かに理解する
2.日本の社会変動の理論的解釈のいくつかを理解する
3.上記2つを通じて、現在の日本の位置と、今後の日本の状況について自らの予測を立てる力を養う授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1.イントロダクション:社会変動論の対象と課題
2.生理的欲求と階級政治の時代」労働争議
3.欲求段階の変化:大量消費の時代の幕開け
4.地位競争の時代:大衆社会と孤独な群衆
5.地位政治の時代:高度成長と大衆社会
6.1~5回の授業内容の理解度確認
7.階級政治から地位政治へ その1:60年代後半の学生を中心とした政治運動
8.階級政治から地位政治へ その2:階級政治の終焉
9.世界システムの中の日本 その1:日米の覇権争いとドルショック
10.世界システムの中の日本 その2:オイルショックの影響
11.7~10回の授業内容の理解度確認
12.日米貿易摩擦 その1:地位政治の成功と外国との軋轢
13.日米貿易摩擦 その2:中心国のヘゲモンをめぐる争い
14.ライフスタイル政治の代わりにきたもの
15.12~14回の授業内容の理解度確認授業時間外学習 / Expected work outside of class
動画の内容などについて授業中にメモをとり、それを課外時間にまとめたり、年表にしたりしてみてください。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
定期試験(80%)、小テスト(20%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
各回ごとに関大LMSをもちいた小テストを行い、講義内容の理解度を確認し、その結果で判定する。
マークシートの定期試験を行い、その結果で評価する。
- 教科書
Textbooks
教科書は特に指定しない。
-
参考書
References
講義資料として、適宜、関大LMSなどを通じて情報提供する。
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSを利用して問い合わせてください。
- 備考
Other Comments 社会階層論をすでに修得していることが望ましい。