2026 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
文/社
時間割コード
Course Code
50971
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
失敗とテクノロジー
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
藤木 篤
曜限
Day/Period
火1
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

テクノロジーの現実の姿を理解するために、人工物の「事故、故障、トラブル」を取り上げる。  テクノロジーが壊れる姿を概観することによって、テクノロジーの知識のあり方を垣間見る。これによって、科学技術が社会技術によって補完されていることを概観する。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
・テクノロジーに失敗はつきものであり、失敗からこそより多くの教訓が得られるということが理解できる。
・テクノロジーの失敗が事故というかたちで顕在化することが理解できる。

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・テクノロジーに内在するリスクについて他者に説明することができる。
・事故の原因や次回以降の予防・対策について、考察・分析することができる。

③主体的な態度の観点
・テクノロジーが個人をこえ、集団や、より大きな社会、世界に影響を与えるという点について意識することができる。
・テクノロジーの失敗を防ぐために、科学者や技術者以外にも、それぞれの人間に何ができるかということを、常に考える態度を有している。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  ガイダンス:シラバスをもとにした講義概要の説明    [オンデマンド,  (授業動画80分+学習課題10分)]
第2回  事故分析のための基礎力:「技術者倫理学習のスキル」
第3回  組織と事故:「スペースシャトルチャレンジャー号爆発墜落事故」
第4回  説明責任:「三菱自動車ハブ欠陥事故」
第5回  グローバル化と価値観の多様性:仮想事例「ソーラー・ブラインド」
第6回  リスクとヒューマンエラー:「JCO臨界事故」
第7回  費用-便益分析:「フォード・ピント事件」
第8回  倫理理論:功利主義・義務論・徳倫理学
第9回  内部告発:仮想事例「ギルベイン・ゴールド」
第10回  事故にかかわる法規:知的財産権と製造物責任法
第11回  失敗から学ぶことの大切さ:失敗学と「六本木ヒルズ回転ドア事故」、「みずほのシステムトラブル」
第12回  作りだすことと守り続けること  --インフラストラクチャの劣化と事故、維持・保守管理(メンテナンス)にまつわる)様々な困難--  :「日航機ニアミス」「信楽高原鉄道事故」「エキスポランド・ジェットコースター事故」「東京電力トラブル隠し」
第13回  世代をまたぐ事故の影響:放射性廃棄物の地層処理とアスベスト問題
第14回  なんのために事故を防ぐのか?:自分と社会のウェルビーイングについて考える
第15回  これまでの振り返りとまとめ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

関心のある事故を調査してみてください。例えば下記のウェブサイトが参考になるはずです。

失敗知識データベース
https://www.shippai.org/fkd/index.php

畑村創造工学研究所
https://sozogaku.com/hatamura/

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
コミュニケーション・ペーパー  (100%)

【備考】
・原則として毎回、コミュニケーション・ペーパーの記入・提出を課題として課します。
・授業中もしくは終了後に提出してください。提出期限超過後の提出は受理できません。
・提出後の課題に関して、修正等のリクエストがあったとしても、対応は行いません。送信前によくご確認ください。
・コミュニケーション・ペーパーには、質問や感想の他、講義中に言及した立場や見解への反論等を記載してください。興味深いものについては、次回の授業の冒頭に、(個人を特定しうる情報を伏せて)匿名で紹介させてもらいます(以降、「フィードバック」と呼称)。講義中での紹介を望まない場合等については、コミュニケーション・ペーパーにその旨を記入してください。
・各講義の冒頭に、前回講義の課題として提出されたコミュニケーション・ペーパーへのフィードバックを行います。すなわち本講義は原則、「前半のフィードバック」と「後半の講義」の二部から構成されます。
・各回課題のコミュニケーション・ペーパーには上記二部、すなわち「前半のフィードバック」と「後半の講義」の内容の両者を必ず含めてください。例えば「前半のフィードバック」への反応が欠けているコミュニケーション・ペーパーは、基本的に「未提出」として扱います。
・つまり「授業に出席せずに、アップロードされた資料に基づいてコミュニケーション・ペーパーだけを提出する」方法では単位取得はできないということになります。
・本講義では、提出された全ての課題を、剽窃チェックツール「iThenticate」にて機械的にチェック(=スクリーニング)します。iThenticateは、「過去に提出された全ての課題」、「同回に提出された全ての課題」および「Web上で入手可能な文書」との類似度を、出典付きで計測する機能に加え、生成AIによって出力された可能性のある文章をピックアップする機能を備えています(検出精度は年々目まぐるしく向上しています)。

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[剽窃チェックツール  iThenticate]
論文の剽窃・類似性チェックツール  iThenticate(アイセンティケイト)  |  Turnitin(ターンイットイン)
https://www.turnitin.jp/products/ithenticate/

【関西大学様の事例】大学院生の修士・博士論文、研究者の論文を対象にiThenticateを活用し、類似度を判定
https://www.turnitin.jp/case-studies/kansai-university-ja

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
・テクノロジーに失敗はつきものであり、失敗からこそより多くの教訓が得られるということが理解できている。
・テクノロジーの失敗が事故というかたちで顕在化することが理解できている。

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・テクノロジーに内在するリスクについて他者に説明することができる能力を有している。
・事故の原因や次回以降の予防・対策について、考察・分析することができる能力を有している。

③主体的な態度の観点
・テクノロジーが個人をこえ、集団や、より大きな社会、世界に影響を与えるという点について意識することができている。
・テクノロジーの失敗を防ぐために、科学者や技術者以外にも、それぞれの人間に何ができるかということを、常に考える態度を有していることが確認できる。

教科書
Textbooks

齊藤了文,  坂下浩司  (編著)  『はじめての工学倫理  [第4版]』  (昭和堂)  ISBN:  9784812222249

授業で扱うテーマの詳細と、そこで重要になるキーワードなどは、関大LMSを通じて配布します。なお、授業計画で取り上げる事故には、学期開始後に生じたものも含めるため、予め予定しているテーマ以外のものを論じることもあります。

参考書
References


参考書や論文、参考となるウェブサイトについては授業中に提示するか、もしくは関大LMS上でアップロードします。

フィードバックの方法
Feedback Method

提出課題に対するフィードバックを、授業中に行います。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

担任者への問合せ方法:電子メールもしくは関大LMSメッセージ機能をご利用ください。
オフィスアワー:毎週木曜日  12:20-13:00。

備考
Other Comments

【オンデマンド配信受業回について】
1.  配信元:関大LMS
2.  配信時期/期限:第1回を予定。具体的な配信時期や期限については、関大LMSのメッセージ機能を通じて一斉配信します。関大LMSのメールアドレスの転送設定を今一度ご確認ください。
3.  質問対応:質問は対面授業時または関大LMSメッセージ機能を通じて受け付けます。