- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 社
- 時間割コード
Course Code - 50796
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 環境心理学
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 野波 寛
- 曜限
Day/Period - 水2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本講義では、日本や世界のあちこちで過去・現在において起きている環境問題の事例を見ながら、社会心理学という学問がそれらの環境問題をどのように分析し、どんな解決策を提起しているのか、環境問題に関する社会心理学の最新の動向とその背後にある理論的な基盤を学ぶ。
到達目標 / Course Objectives
世界的に関心の高まる環境問題。この難問に対して、社会心理学という学問はどのように立ち向かい、その解決のためにどんな貢献ができるか? 履修者は、環境問題に対する社会心理学的な分析の視点と、その解決策提起への貢献可能性について、考察を深めるだろう。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・・本講義では学期期末に、環境問題をシミュレートした参加体験型ゲームを実施する。ゲームの中で模擬的に「環境問題」を体験し、問題解決の難しさを体感していただく。
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 オリエンテーション:環境問題と心理学はどうつながる?
第2回 環境問題の社会的構造・その1
第3回 環境問題の社会的構造・その2
第4回 環境問題における人々の意思決定・その1
第5回 環境問題における人々の意思決定・その2
第6回 環境問題のリスク認知・その1
第7回 環境問題のリスク認知・その2
第8回 環境問題における合意形成・その1
第9回 環境問題における合意形成・その2
第10回 環境問題における合意形成・その3
第11回 環境に配慮した行動への人々の説得
第12回 環境問題の解決に動き出す人々・その1
第13回 環境問題の解決に動き出す人々・その2
第14回 参加体験型ゲームの実施
第15回 参加体験型ゲームの総括・講義全体のまとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
・2~3回分の講義終了後(単元ごと)、講義内容に関する疑問や気づき、自身の体験のなどを、ミニレポートとして提出する。
・学期末の参加体験型ゲームの体験を、レポートとして提出する。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
ミニレポート(50%)、学期末の参加体験型ゲームの参加レポート(50%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
・講義中のミニレポート:講義内容に関する考察、自分なりの思考や判断の表明。
学期末のゲーム体験レポート:座学で学んだ知識を(ゲームの中の模擬的世界とはいえ)問題解決のためにどう生かしたか、他のメンバーとの協働や合意の獲得のためにどんな知識や情報を用いたか。
- 教科書
Textbooks
教科書は指定しない。適宜必要な資料を配布する。
-
参考書
References 広瀬幸雄編 環境行動の社会心理学:環境に向き合う人間のこころと行動 (シリーズ21世紀の社会心理学11) 北大路書房
野波寛 ”誰がなぜゲーム”で問う正当性 ナカニシヤ出版
- フィードバックの方法
Feedback Method 講義で提出されたミニレポートの中で興味深い内容を、次回講義の冒頭で取り上げる。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMS上のメッセージ
- 備考
Other Comments 本講義は、いちおう「講義」と「座学」で通すが、そこで学んだ知識を学期末の参加体験型ゲームの中で生かしてもらう、という点が特徴的です。知識を学ぶだけではなく、学んだその知識を、ゲームの中の模擬的世界ではありますが、環境問題の解決という難問に向けてフル活用してみてください。