2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
50931
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
経済政策2
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
小川 一仁
曜限
Day/Period
火1
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

 経済政策論は、経済主体(家計や企業、政府・・・)の行動インセンティブを、社会的に見てより望ましい方向に変化させるための方策を探る学問であると規定できます。適切な経済政策を実施することで、市場の失敗や社会的不平等を緩和することが期待できます。一方で、経済政策を実施する主体である政府が失敗する可能性もあります。本講義では、経済学の考え方に即した(即さない議論だってたくさんあります)経済政策論の基礎を、特にマクロ経済政策(財政政策・金融政策)を中心に解説します。公務員試験などでも頻出する、IS-LM分析を中心に、デフレに関する話題や失業問題への政策的対応、伝統的な政策が直面している課題について講義を進める予定です。アベノミクスについても細かく触れる予定です。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
受講生が経済政策のあらましを体系的に理解できることを目指します。

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点

マクロ経済政策を論理的に理解できる能力を身につけることを目指します。

③主体的な態度の観点

学習を応用して、現実の経済政策が望ましいものかどうかを判断できるようになることを目指します。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  経済成長政策の理論と課題(1)
第2回  経済成長政策の理論と課題(2)
第3回  経済成長政策の理論と課題(3)
第4回  景気安定化政策としての財政・金融政策(1)
第5回  景気安定化政策としての財政・金融政策(2)
第6回  景気安定化政策としての財政・金融政策(3)
第7回  景気安定化政策としての財政・金融政策(4)
第8回  これまでのまとめと演習
第9回  インフレーション・デフレーションと失業問題(1)
第10回  インフレーション・デフレーションと失業問題(2)
第11回  インフレーション・デフレーションと失業問題(3)
第12回  財政・金融政策の現代的課題(1)
第13回  財政・金融政策の現代的課題(2)
第14回  財政・金融政策の現代的課題(3)
第15回  到達度の確認

授業時間外学習 / Expected work outside of class

1,2度課題を出す予定です。課題を提出した受講生には平常点を加点します。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
到達度確認(筆記による学力確認)は4題のうち2題を選択し、解答してもらいます。その他、平常点として、講義中の質問に答えられた受講生には若干点ですが加点します。履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。

合格率については経済政策I同様、75-80%を目指します。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
・基礎的な概念や用語の定義・内容を問う設問(30%)
・語句説明問題(30%)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・学説及び判例を捉える視点に関する論述問題(40%)
③主体的な態度の観点


到達度確認(筆記による学力確認)での採点を基準としますが、課題を出してくれた受講生には平常点を加点します。
試験では、経済成長に関する理論的課題、実践的課題、財政/金融政策の効果と限界などについて尋ね、その理解度に応じて評価します。

連立方程式が理解できることが講義受講の最低要件です。

教科書
Textbooks

岩田・飯田  ゼミナール経済政策入門  日本経済新聞社  第6章以降を中心に講義する予定ですが、前期にどこまで進んだかによって、開始する章が手前になる場合があります。

参考書
References

フィードバックの方法
Feedback Method

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワー:特に設けないが随時対応します。

その他:面談などは随時応じます。事前に教員と相談の上、日時を設定してください。

備考
Other Comments

質問、アポイントなどはkz-ogawa@kansai-u.ac.jpにお願いします。研究室は第3学舎C804です。