- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 社
- 時間割コード
Course Code - 50959
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 産業社会学2
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 瀬戸 健太郎
- 曜限
Day/Period - 火2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本講義では、歴史から見た日本的雇用システムの形成過程を中心に論じる。終身雇用・年功序列・企業別労働組合という日本的雇用システムの「三種の神器」は必ずしも機能的に優れていたために成立したわけではない。むしろ、労働者と使用者との長きに渡る対立と妥協の末、徐々に生成されていったものである。本講義では、主に戦時体制から戦後までの時代を主な射程として、日本的雇用システムがいかにして、労使が合作していったのか、そのプロセスについて論じる。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
「日本的雇用」の生成過程について理解している。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
「日本的雇用」について、労使双方の観点からその形成過程について説明することができる。
③主体的な態度の観点
現在の日本の労働市場で起きている現象を歴史的な視点から理解することができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 イントロダクション
第2回 戦前日本の労務管理
第3回 戦時体制と戦時労働論
第4回 戦後労働改革(1)――戦前との連続と断絶
第5回 戦後労働改革(2)――逆コースと経営側の反撃
第6回 戦後労働運動(1)――工職身分撤廃運動
第7回 戦後労働運動(2)ー―電産型賃金
第8回 戦後労働運動(3)ー―「身分保障」の成立
第9回 春闘体制の成立と展開
第10回 労務管理の科学化
第11回 職務給の挫折と職能資格制度の「誕生」
第12回 経済成長の終焉と日本的雇用の部分的変化
第13回 戦後の労働社会と女性(1)――GHQ占領下の「保護」と「平等」
第14回 戦後の労働社会と女性(2)――女性労働者の労働運動
第15回 戦後の労働社会と女性(3)――男女雇用機会均等法の誕生授業時間外学習 / Expected work outside of class
複数回の小レポートが出題されるので、小レポートにあわせて予習復習を行うこと。また、リーディングアサインメントが出題することもあるため、少なくとも予習は十分に行っておくこと。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
小レポート及びリーディングアサインメント:40%
期末レポート:60%基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
基礎的な概念や用語の定義・内容の定着(20%)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
課題に関する自分の論理の表現(60%)
③主体的な態度の観点
毎回の授業後に課す振り返り(20%)
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References Gordon, Andrew(=二村一夫訳) 日本労使関係史 1853-2010 岩波書店 978-400-024293-6
梅崎修・南雲智映・島西智輝 日本的雇用システムをつくる 1945-1995 東京大学出版会 978-4-13-046138-2
- フィードバックの方法
Feedback Method 教員による資料等を用いた説明と課題フィードバックによる。希望者には個別フィードバックを行う。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 授業時に相談またはメール・LMSにて連絡をすること。
- 備考
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