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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
50701
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
差別と社会1
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
内田 龍史
曜限
Day/Period
金2
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

 我々が構成する現代社会において、差別はあってはならない不当なものである、という認識は広く共有されているものの、差別は現に生じている。本講は、現代社会における差別問題について、主に被差別マイノリティの立場に置かれてきた人々からの告発によって見えてくる現代社会の多様な課題を紹介することで、「あたりまえ」とされる社会のありかたを批判的にとらえなおしたい。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
・授業で示した差別問題に関する基礎的な知識を持つ。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・授業で示した差別問題を、初学者にも理解できるように具体的に説明できる。
③主体的な態度の観点
・差別問題の解決方法を見出す。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・毎回小レポートを提出します。

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

1.オリエンテーション
2.告発の言葉としての差別
3.人権思想の歴史と現在
4.現代社会におけるマイノリティ問題の諸相
5〜7.部落差別の歴史と現在
8.偏見と差別の心理
9.障害者差別と障害学
10.性差別と女性解放運動
11〜12.移民と差別
13.公害と差別
14.グループワーク——差別の克服・軽減に向けて
15.差別を克服する実践

授業時間外学習 / Expected work outside of class

毎回参考書を提示するので、それらを読んでおくことを勧める。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
小レポート45%、グループワーク5%、試験50%で評価する。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
・授業で示した差別問題に関する基礎的な知識を持っている。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・授業で示した差別問題を、初学者にも理解できるように具体的に説明できている。
③主体的な態度の観点
・授業に積極的に参加している。
・授業で示した差別問題の解決方法を見出している。

教科書
Textbooks


なし。毎回講義資料を配布する。

参考書
References

黒川みどり・藤野豊  『差別の日本近現代史——包摂と排除のはざまで』  (岩波書店)  ISBN:4000291580
北村英哉・唐沢穣  編  『偏見や差別はなぜ起こる?——心理メカニズムの解明と現象の分析』  (ちとせプレス)  ISBN:4908736103
西原和久・杉本学  編  『マイノリティ問題から考える社会学・入門――差別をこえるために』  (有斐閣)  ISBN:4641174636

ほか、毎回参考書を提示する。

フィードバックの方法
Feedback Method

授業内通信を発行することで、毎回提出する学生の小レポートを共有する。疑問・質問に関しては通信内でコメントを返す。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

関大LMSのメッセージ機能を用いて連絡を取ってください。

備考
Other Comments

フィードバック(「通信」の作成)のために、毎回の小レポートの提出は授業日翌日中までとします。