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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
50699
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
社会調査実習
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
通年/2
担任者名
Instructor
保田 時男/間淵 領吾/木村 弘之/山守 伸也/栗村 亜寿香
曜限
Day/Period
金4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

実験・実習・製図(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

学生が中心になって、1つの社会調査(アンケート調査)を最初から最後まで実践してもらいます。グループ作業を通して、調査の企画から始まり、調査票の作成、データの収集・分析、最終的には報告書の作成まで行います。前半は調査企画のためのディスカッション、調査票の作成を中心とし、後半は統計分析ソフトによる分析、調査結果報告書の作成が中心になります。

調査のプロセスを一通り経験する機会は中々ありません。ナマの調査の難しさと面白さを経験してください。単なる作業者ではなく、全体を見渡せる調査企画者の視野を身につけることを目指します。この科目での経験は、3年次の専門演習、4年次の卒業研究などで大いに役立つでしょう。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
アンケート調査の各段階で必要となる作業を理解し、調査全体の企画を立てることができるようになる。

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
それぞれの段階での具体的な作業のポイントを理解し、問題点の指摘や他者との議論ができるようになる。

③主体的な態度の観点
自らの学習を振り返り、課題を挙げることができる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  イントロダクション
第2回  調査企画の検討
第3回  仮説の構築(1)
第4回  仮説の構築(2)
第5回  調査票の設計
第6回  質問文の作成・検討(1)
第7回  質問文の作成・検討(2)
第8回  調査計画の中間報告
第9回  予備調査の検討
第10回  調査対象の抽出
第11回  調査票の配布・回収
第12回  回収票の点検(エディティング)
第13回  データ入力(1)
第14回  データ入力(2)
第15回  調査実施情報の整理
第16回  分析ソフトの使い方の確認
第17回  データの修正(クリーニング)
第18回  データの基礎集計(1)
第19回  データの基礎集計(2)
第20回  仮説検証の分析(1)
第21回  仮説検証の分析(2)
第22回  調査結果の中間報告(1)
第23回  調査結果の中間報告(2)
第24回  発展分析の検討(1)
第25回  発展分析の検討(2)
第26回  調査報告書の作成(1)
第27回  調査報告書の作成(2)
第28回  調査報告書の作成(3)
第29回  調査報告書の作成(4)
第30回  最終報告会

授業時間外学習 / Expected work outside of class

それぞれの段階で各種の実践的な作業が必要になります。作業を授業時間内に完了できなかった場合は、授業時間外で自主的に補完してください。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
授業出席状況ならびに作業参加度(80%)、期末レポート(20%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

各種作業の内容により、主体性を評価します。
各種作業の成果により、授業内容についての理解度を評価します。
期末レポートにより、授業内容についての理解度、思考力・判断力・表現力を評価します。
なお、期末レポート(調査報告書の原稿)を提出しない場合、他の評価にかかわらず単位が認められません。 

教科書
Textbooks


授業に際して、適宜指示します。

参考書
References


授業に際して、適宜指示します。

フィードバックの方法
Feedback Method

毎回の授業開始時に配付する連絡帳(通称「通い帳」)に質問・意見・要望と次週までの自分にとっての課題を書いてもらい、授業終了時に教員に提出してもらいます。回答する必要のある事項については、教員が通い帳に記入して、次回授業開始時に渡します。緊急の場合は、個別にメールで連絡します。必要に応じて、関大LMSの伝言機能によるやり取りもおこないます。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワー:担当者に関大LMSのメッセージまたはメールでお問い合わせください。日時を調整の上、面談します。

備考
Other Comments

※社会調査実習と社会調査演習は、必ずセット履修しなくてはなりません(それぞれを単独で履修することはできません)。
※グループでの作業を要する授業なので、やむをえず欠席する場合には事前に連絡・相談をお願いします。
※この科目は、社会調査協会が認定する「社会調査士」資格を取得するための必修科目ですが、資格取得に主眼があるわけではありません。卒業研究等で調査を行う場合などに役立つので、資格とは関係なく受講してください。