- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 商
- 時間割コード
Course Code - 40727
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 経営史
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 西村 成弘
- 曜限
Day/Period - 他
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(オンデマンド配信型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
グローバル経営の発展を経営史の観点から把握する方法はいくつかある。本講義では、日米間の相互に影響を及ぼし合ってきた国際関係に注目しながら、両国の企業経営の展開を考察し、グローバル化の理解を深めることを目指す。
企業の中でも、本講義では近代企業(大企業)の成長と発展に焦点を当てる。近代企業は、成長する市場に対して財・サービスを大量生産・大量販売するための制度である(チャンドラー)。市場規模によって組織が決まるとするならば、アメリカ市場と日本市場の規模は異なることから、日米で企業組織も異なることになる。しかし、市場は国内に限らず、輸出や海外直接投資(FDI)によって次第に外国市場、そして今日のボーダレスな世界市場へと拡大している。日米両企業は次第に共通する市場で競争するようになり、日本企業においてもアメリカ企業においても経営管理、組織、資金調達、コーポレート・ガバナンスの諸側面で新たな課題が浮き彫りになってきた。
本講義では、19世紀末から21世紀までの日本経営史とアメリカ経営史の主要トピックスについて、上述の国際比較・国際関係史の観点を加えつつ、順に解説・考察してゆく。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(商学部)
1.知識・技能
②経営学・商学分野の基本知識の修得。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①ビジネス・経済・社会に対する広い視野と鋭い洞察力をも つ。
②企業倫理と社会的責任を深く認識し、品格をそなえたリーダーシップと「考動力」を発揮できる。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
日本経営史およびアメリカ経営史に関する基本的について説明できるようになる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
単に歴史事実を知っているだけではなく、自らの考えを論じられるようになる。
③主体的な態度の観点
オンデマンド配信授業を視聴するだけではなく、自ら関連資料を調べて考えるようになる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 講義概要・講義ポリシーの説明
第2回 第1章 アメリカにおける大企業の形成(アメリカ)
第3回 第2章 日本の工業化と企業(日本)
第4回 第3章 「アメリカの世紀」のはじまり(アメリカ)
第5回 第4章 国際関係の中の第2次産業革命(日本)
第6回 第5章 ニュー・ディールと第2次世界大戦(アメリカ)
第7回 第6章 連続と断絶(日本)
第8回 第7章 パクス・アメリカーナと大企業(アメリカ)
第9回 第8章 高度成長と企業経営(日本)
第10回 第9章 ニクソン・ショックから日米摩擦へ(アメリカ)
第11回 第10章 ジャパン・アズ・ナンバーワン(日本)
第12回 第11章 リストラクチャリングからニュー・エコノミーへ(アメリカ)
第13回 第12章 製造業のグローバル展開(日本)
第14回 第13章 ネットワーク化と統合化(アメリカ)
第15回 第14章 「失われた」成長(日本)授業時間外学習 / Expected work outside of class
テキストの精読を中心に、指定された資料・文献を読んで学習を進めてください。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
毎回授業で実施する小テスト(40%)
定期試験(60%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
基本的な概念が理解できているか、テーマについて深く考察できているかを評価する。
- 教科書
Textbooks 西村成弘 『日米グローバル経営史―企業経営と国際関係のダイナミズム』2024年 (法律文化社) 9784589043658
講義資料は、毎回、関大LMSを利用して配布します。
-
参考書
References 黒澤隆文・橘川武郎・西村成弘 『グローバル経営史―国境を超える産業ダイナミズム』2016年 (名古屋大学出版会) 9784815808365
F・アマトーリ,A・コリー 『ビジネス・ヒストリー―グローバル企業誕生への道程』2014年 (ミネルヴァ書房) 9784623072088
ジェフリー・ジョーンズ 『国際経営講義―多国籍企業とグローバル資本主義』2007年 (有斐閣) 9784641162815
- フィードバックの方法
Feedback Method 講義および小テストに対する講評は、毎回の小テスト解答締め切り後に、オンデマンド配信で行います。関大LMSを確認してください。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSを通じてメッセージを送ることができます。
- 備考
Other Comments ★この授業はオンデマンド配信授業です
・講義内容を収録した動画をオンデマンド配信します。
・受講生への連絡・受講生からの質問受付は、関大LMS「メッセージ」を用います。
・動画と資料は毎週月曜日午前10時に公開し、約1か月間利用できるようにします。
・小テストも同時に公開し、約1週間(翌週日曜日23時59分まで)解答可能とします。小テストは3回解答できるものとします。
・小テストの講評はビデオ配信し、解答締め切りの翌々日(火曜日)午前10時に公開し、約1週間利用できるようにします。