- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 商
- 時間割コード
Course Code - 40737
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 経営学特殊講義(クリエイティブビジネス論)
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 大友 康博/石地 恵里子
- 曜限
Day/Period - 水5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本講義では、個人のクリエイティビティ(創造し、それを具現化する力)を活かしたビジネスを創業し、運営する方法について、参加者と共に学ぶことを目的とします。
個人のクリエイティビティを活かしたビジネス創業は、「Necessity is the mother of invention」(必要は発明の母)という言葉を好んだ、トーマス・エジソンを例にひくまでもなく、古代から現在に至るまで、人は身近な課題(不便や非効率、「面倒くさい」といった私的な課題から、生存を脅かすような課題まで実に広範ですが)に直面した際に、その課題対応としてモノやサービス等を開発・生産し、流通・販売するビジネスをしてきました。
さらに現代では、トーマス・エジソンの生きた時代とは異なり、より多くの人間が各人のクリエイティビティを活かしたビジネスを比較的低コスト、迅速に創業することができるような社会経済的環境が整っています。また、ビジネス創業を支援するビジネスが多数存在します。例えば、個人のクリエイティビティによって開発、生産された商品やサービスは、インターネットを使って直接それを望む対象者に提供することが可能です。商品やサービスの提供の際の決済も既にインターネット上に存在するアプリでできますし、作業を手伝ってほしい仲間や専門家の紹介を受けるサービスが存在し、利用することが可能です。
また、必ずしも創業に至らなくても、みなさんが働く職場や地域において、あなたのクリエイティビティを活かした活動(アクション)が、well-beingな職場環境、社会環境の創出に寄与することができます。
本講義では、個人のクリエイティビティを活かしたビジネスやアクション及びそれを支援するビジネスを「クリエイティブビジネス」と定義することとし、クリエイティブビジネスの現状と課題について、事例に基づいて説明します。また講義のなかでビジネスの創業の流れについてもとりあげます。到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・現代社会において、各人のクリエイティビティを活かしたビジネスを創出する、またビジネスを創出することの重要性について理解できる。
・クリエイティブビジネスの理解に必要な基本的なタームや概念、ビジネスプラン策定の方法等について理解できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・先行事例等から、創業者が何を課題としてとらえ、ビジネスで解決しようとしたのか、また、それが社会にどのような影響を与えたのかを自分なりに考えることができる。
・自ら課題を設定し、その課題解決のためのアイデアをビジネスプランとして表現することができる。
③主体的な態度の観点
・日ごろから、スタートアップ(企業)、それらを支援する各種ファンド、ベンチャーキャピタル、コーポレートベンチャーキャピタル、企業家が集まり新たなビジネスを創出するコワーキングルームなどのオープンイノベーションを目的とした共創空間について自分なりに関心をもち調査をすることができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 クリエイティブビジネスとは 講義概要、評価方法等
第2回 社会課題とクリエイティブビジネス、アクションの創出
第3回 クリエイティブビジネスの創出支援制度の機能
第4回 クリエイティブビジネスの集積による新たな地域づくり、まちづくり
第5回 クリエイティブビジネスを創出する共創空間
第6回 クリエイティブビジネスとしてのコンテンツビジネス① 音楽ビジネスⅰ
第7回 クリエイティブビジネスとしてのコンテンツビジネス②音楽ビジネスⅱ
第8回 クリエイティブビジネスとしてのコンテンツビジネス③映画
第9回 クリエイティブビジネスとしてのコンテンツビジネス④ゲーム
第10回 クリエイティブビジネスとしてのコンテンツビジネス⑤アニメ
第11回 クリエイティブビジネスプランニング①プランニングの手順
第12回 クリエイティブビジネスプランニング②ビジネスアイデアの具体化とブラッシュアップ
第13回 クリエイティブビジネスプランニング③資金調達手法の検討
第14回 クリエイティブビジネスプランニング④ステークホルダーの確保
第15回 まとめ クリエイティブビジネスを創出する企業家能力教育への課題
*過年度同様、実際起業した経営者をゲストスピーカーとした講義も適宜実施する予定。授業時間外学習 / Expected work outside of class
日常より各種メディア(TV番組、ネットや新聞、書籍、雑誌など)で、クリエイティブビジネスに関する記事、報道に目を通しておくこと。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
レポートの提出(60%)
ミニッツペーパーなどの授業中の課題(40%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
レポートやミニッツペーペーパーを通じて評価する。
①知識・技能の観点
・各人のクリエイティビティを活かしたビジネスを創出する、またビジネスを創出することの重要性について理解できていること。
・授業中に説明するタームや概念、ビジネスプラン策定の方法等について理解し活用できていること。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・授業中で説明する先行事例等から、創業者が何を課題としてとらえ、ビジネスで解決しようとしたのか、また、それが社会にどのような影響を与えたのかを自分なりに考えることができていること。
・自ら課題を設定し、その課題解決のためのアイデアをビジネスプランとして表現することができていること。
③主体的な態度の観点
・授業中に説明するオープンイノベーションを目的とした共創空間について自分なりに関心をもち調査をすることができていること。
- 教科書
Textbooks
教科書は特に使用しない。
-
参考書
References
授業中に参考となる文献を適宜提示する。
- フィードバックの方法
Feedback Method 各回の授業で、適宜前回の授業内容の振り返りを行う。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact メールを使った問い合わせが望ましい。
- 備考
Other Comments ・本講義は担任者2名により実施する。
・受講者の理解度等を考慮し授業内容、方法等を検討し、変更する場合がある。