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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
40865
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
会計学演習
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
2
担任者名
Instructor
小田 和幸
曜限
Day/Period
火4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

日商簿記検定2級程度取得者(1級取得者も可)を対象に、簿記の問題演習に取り組みながら会計学の基礎知識を修得することを目的とする。簿記は単なる問題練習と思われがちであるが、会計学の知識によって裏づけすることで、より深く面白味を感じることができるとともに実務への応用力も身につく。
この授業では受講者の知識レベルを考慮しながら、税理士試験の基礎的な個別問題レベルの例題を取り上げて、会計学的な解説を加えながら問題演習に取り組む。また、会計知識を生かしたキャリア形成について考えるために、監査法人や税理士法人などの会計専門家もゲストとして招く予定である。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(商学部)
1.知識・技能
  ③専修に関わる専門知識の修得。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  ①ビジネス・経済・社会に対する広い視野と鋭い洞察力をも つ。
  ②企業倫理と社会的責任を深く認識し、品格をそなえたリーダーシップと「考動力」を発揮できる。
3.主体的な態度
  自ら諸問題を発見し、主体的かつ柔軟に取り組むことができる。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
実務に必要となる基礎的な会計知識及び計算能力を身に付ける。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
会計分野の実務者や有識者から話を聞いて、実務へのイメージを深める。
③主体的な態度の観点
自分の能力水準に応じて、積極的に高レベルの問題に挑戦する。
わからない問題は教員が解説するだけでなく、お互いに教え合って理解を深める。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  簿記一巡の問題演習
第2回  現金預金の問題演習
第3回  固定資産の問題演習
第4回  債権債務の問題演習
第5回  有価証券の問題演習
第6回  商品売買の問題演習
第7回  退職給付の問題演習
第8回  純資産の問題演習
第9回  社債の問題演習
第10回  税効果会計の問題演習
第11回  外貨建会計の問題演習
第12回  収益認識の問題演習
第13回  キャッシュ・フロー計算書の問題演習
第14回  連結財務諸表の問題演習
第15回  会計専門家によるゲスト講座

授業時間外学習 / Expected work outside of class

授業時間外にも、それぞれの実力に応じて自主的に問題演習を進めてもらいたい。日商簿記検定1級や公認会計士・税理士などの資格への挑戦も推奨する。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
レポート(70%)、出席発言等(30%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
問題演習の成果をレポートに取りまとめて提出してもらう。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
会計専門家の講座を受け将来のキャリア形成について小レポートを提出してもらう。
③主体的な態度の観点
質問・発言など積極的な授業参加は評価する。

教科書
Textbooks

資格の大原 税理士講座  『税理士  簿記論  個別計算問題集 2025年版』  大原出版  978-4-86783-113-7

公認会計士試験対策の問題演習もプリント配布で実施します。

参考書
References

フィードバックの方法
Feedback Method

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワー
授業の前後に自由に問合せしてください(必要に応じて別途時間を取ります)。
その他
関大LMSにて、いつでも相談を受け付けます。

備考
Other Comments

原則として学外資格単位認定で日商簿記検定2級以上(1級を含む)が申請済みであることを履修要件とします(学外資格単位認定の未申請者及び全商1級取得者が受講を希望する場合は、履修登録システムから履修申請をすることができないため、授業時に合格を証明する書類を持参してもらえればこちらで登録を行います)。
税理士試験の個別問題の教材を用いますが、日商簿記検定2級相当の知識で十分に対応できる内容となっており、公認会計士・税理士・日商簿記検定1級を目指すための準備にもなります。
また、資格取得や会計専門職を希望する学生については、必要に応じて指導・助言を行います。なお、会計専門家によるゲスト講座は先方の都合に応じて、授業期間内に日程調整します。