2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
40907
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
税務会計実践
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
堀 裕彦
曜限
Day/Period
金5
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

伝統的な「税務会計論」は、法人税の「所得金額」の算出を目的として、確定決算主義により算定された「当期利益」を調整する税法上の「別段の定め」を取り扱う「応用会計学」であると位置付けられる。
 税務会計実践では、従来の枠組みにとらわれず広く租税基礎理論を概観してから、納税主体を「法人」に特化した伝統的な「所得税務会計」すなわち法人税を中心に紹介する。さらに「消費税務会計」すなわち消費税についても取り上げる予定である。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(商学部)
1.知識・技能
  ③専修に関わる専門知識の修得。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  ①ビジネス・経済・社会に対する広い視野と鋭い洞察力をも つ。
  ②企業倫理と社会的責任を深く認識し、品格をそなえたリーダーシップと「考動力」を発揮できる。
3.主体的な態度
  自ら諸問題を発見し、主体的かつ柔軟に取り組むことができる。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
 わが国の「一般会計歳入」の3割強を担っている「法人税」と「消費税」の仕組みを学ぶことは、延いては国家運営の礎を知ることにつながります。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  講義内容・方針に関するガイダンス
第2回  税の基本(1)  財務省資料を中心に
第3回  税の基本(2)  課税・納税の通則
第4回  法人税(1)  総論①  課税の根拠~税務調整
第5回  法人税(2)  総論②  益金・損金と計上時期
第6回  法人税(3)  各論①  棚卸資産~  役員給与等
第7回  法人税(4)  各論②  旅費交通費~  保険金
第8回  法人税(5)  各論③  租税公課~  減価償却費
第9回  法人税(6)  各論④  繰延資産~  会費・負担金
第10回  法人税(7)  各論⑤  貸倒引当金~  圧縮記帳
第11回  法人税(8)  各論⑥  国際課税~  過大支払利子税制
第12回  法人税(9)  予備日 
第13回  消費税(1)  基本的な仕組み
第14回  消費税(2)  課税事業者~申告・納付
第15回  税務会計論の総括(到達度の確認)

授業時間外学習 / Expected work outside of class

★「授業計画」に準拠して進行していくので、事前に予習すると興味が持てます。
★「税は社会を映す鏡」ともいわれることから、日頃から社会・経済・そして政治に関する報道に関心を持つことは肝要です。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)で評価する。
 履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
 成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。
 出席皆無の場合は、採点対象から除外します。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
・基礎的な概念や用語の定義・内容を問う設問
・語句説明問題
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・自分の意見を論述する設問

教科書
Textbooks

藤本清一・林 幸一・増山裕一共著  税法の基本(十四訂版)   実務出版㈱  978-4-910316-33-8

春学期配当の「税務会計概論」と共通の教科書を使用する。

参考書
References

笹倉淳史・水野一郎・堀  裕彦ほか  アカウンティング(6訂版)  同文舘出版  978-4-495-16466-9
川田  剛  租税法入門(二十訂版)  大蔵財務協会  978-4754732165
富岡幸雄  『新版  税務会計学講義(第3版)』  中央経済社  978-4-502-06910-9

フィードバックの方法
Feedback Method

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

緊急連絡等は、「関大LMS」にてお願いします。

備考
Other Comments

★春学期配当の「税務会計概論」とは姉妹科目であり、両科目を受講するのが望ましい。
★日本国民は個人・法人を問わず広く「納税義務」を負うことから、多くの学生さんの履修を望みたい。