- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 商
- 時間割コード
Course Code - 40906
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 税務会計概論
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 堀 裕彦
- 曜限
Day/Period - 金5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
従来伝統的な「税務会計論」とは、課税標準を「所得」に求める租税、すなわち法人税の「所得金額」や所得税(事業所得)の「課税所得」を算出するに際して、企業会計の利益計算をベースにした税法上の調整を研究対象とする「応用会計学」であるといわれる。
税務会計概論では、従来の枠組みにとらわれず広く租税基礎理論を概観してから、納税主体を「個人」に特化した税務について紹介したい。具体的には、租税制度や税法用語を整理した後に所得税の事業所得に関する計算規定を中心に紹介し、さらに個人に関わる財産税務会計、すなわち相続税や贈与税についても取り上げる予定である。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(商学部)
1.知識・技能
③専修に関わる専門知識の修得。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①ビジネス・経済・社会に対する広い視野と鋭い洞察力をも つ。
②企業倫理と社会的責任を深く認識し、品格をそなえたリーダーシップと「考動力」を発揮できる。
3.主体的な態度
自ら諸問題を発見し、主体的かつ柔軟に取り組むことができる。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・日本国憲法の納税義務について具体的に体感することが出来る。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・毎年改正される税制について関心を払えるようになり、延いては政治に興味を持てるようになる。
・As a Taxpayerとしての視点が持てるようになる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 講義内容・方針に関するガイダンス
第2回 税の基本(1) 財務省資料を中心に
第3回 税の基本(2) 課税について
第4回 税の基本(3) 納税について
第5回 所得税(1) 所得税総論
第6回 所得税(2) 所得税各論 ① 利子所得~不動産所得
第7回 所得税(3) 所得税各論 ② 事業所得-1-
第8回 所得税(4) 所得税各論 ③ 事業所得-2-
第9回 所得税(5) 所得税各論 ④ 給与所得~雑所得
第10回 所得税(6) 課税の特例
第11回 所得税(7) 損益通算~所得控除
第12回 所得税(8) 所得税額の計算~確定申告・還付
第13回 相続税・贈与税(1) 相続税の課税と申告
第14回 相続税・贈与税(2) 贈与税の課税と申告
第15回 税務会計論の総括(到達度の確認)授業時間外学習 / Expected work outside of class
★授業計画(教科書の章立て)にしたがって進行するので、事前に予習すると興味が持てます。
★「税は社会を映す鏡」ともいわれることから、日頃から社会・経済、そして政治に関する報道に関心を持つことは大切です。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)で評価する。
履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・基礎的な概念や用語の定義・内容を問う設問
・語句説明問題
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・自分の意見を論述する設問
③主体的な態度の観点
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- 教科書
Textbooks 藤本清一・林幸一・増山裕一共著 『税法の基本 (十四訂版)』 実務出版株式会社 978-4-910316-33-8
★ 秋学期配当の「税務会計実践」と同じ教科書を使用します。
★ その他、必要に応じて資料を配付の予定です。
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参考書
References 笹倉淳史・水野一郎・堀 裕彦ほか 『アカウンティング(6訂版)』 同文舘出版 978-4-495-16466-9
川田 剛 『租税法入門』20訂版 大蔵財務協会 978-4754732162
岩崎 功・奥田よし子 『所得税法テキスト』 英光社 978-4-88327-599-1
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 緊急連絡等は、関大LMSにてお願いします。
- 備考
Other Comments ★ 秋学期配当の「税務会計実践」とは姉妹科目であり、共通のテキストを使用する。したがって、両科目を履修することで税務に関する有機的一体的な知識が得られる。
★「納税義務」は個人・法人を問わず全国民が負うものであることから、一人でも多くの皆さんに履修をしていただきたい。