- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 商
- 時間割コード
Course Code - 40945
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - ケーススタディ
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 朴 泰勲
- 曜限
Day/Period - 火3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
経営学は綿密な現場観察から発見された事実に基づいて命題や仮説を導き出し、研究者や事務家にインパクトのあるメッセージを送る実学である。そのため、経営学ではケーススタディが重要な研究方法として位置づけられている。ケーススタディを用いて仮説や命題を導き出すためには、まずケースを論理的サンプリングし、精緻なリサーチデザインを用いて丹念な現場調査を行う必要がある。その後、発見された事実に基づいて分析の枠組みを地道に修正していく作業が求められる。本講義の前半部では、ケーススタディの進め型と論理的な分析枠組みの構築方法について学習する。後半部では、実際の企業の事例を取り上げ、イノベーション論、競争戦略論、組織論の理論をケーススタディの切口としてどのようにケース分析に適用できるのかについて考察する。また、実際の企業現場で戦略を樹立する際に、ケーススタディ方法をどのように活用すれば良いのかについても検討する。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(商学部)
1.知識・技能
③専修に関わる専門知識の修得。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①ビジネス・経済・社会に対する広い視野と鋭い洞察力をも つ。
②企業倫理と社会的責任を深く認識し、品格をそなえたリーダーシップと「考動力」を発揮できる。
3.主体的な態度
自ら諸問題を発見し、主体的かつ柔軟に取り組むことができる。
到達目標 / Course Objectives
・ケーススタディによるリサーチ方法と分析の枠組みの構築方法を身につける。
・ケーススタディで発見された事実を論理的に分析し、仮説と命題を構築する方法について理解する。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1 イントロダクション
2 ケースのサンプリングと外部条件のコントロール
3 インタビュー調査方法とリサーチデザイン
4 事実発見の論理的解釈(MECE法とブレイン・ストーミング)
5 因果関係の導出方法
6 分析の枠組みと命題の構築
7 垂直統合と水平分業(アップルとEMS企業)
8 ユーザー・イノベーション(レゴ・ファクトリー)
9 企業の多角化戦略(花王のヘルシア)
10 製品・工程イノベーション(電気自動車VSハイブリッド車)
11 製品アーキテクチャ戦略(シマノとマブチモーター)
12 グローバル競争と脱コモディティ化(タイホンダのスーパーカブ)
13 マス・カスタマイゼーション(トヨタとデル)
14 経験価値とイノベーション(パナソニックのアラウーノ)
15 異文化経営(タイキャノンと中国GM)授業時間外学習 / Expected work outside of class
分析対象となる企業の事例と関連する経営理論について事前に調べ、授業の事例分析に臨むことが求められる。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
定期試験(70%)、平常点(20%)、レポート(10%)
2015年度以前入学生は、第7類BLSP科目のため、「定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。」基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
授業の内容の理解度を問う試験を実施する。
- 教科書
Textbooks
教科書はなく、講義資料をLMSにアップロードします。
-
参考書
References 藤本隆宏 日本のもの造り哲学 日本経済新聞出版社 453231139X
- フィードバックの方法
Feedback Method 授業中にフィードバックをする。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 授業の前後に対応する。
メールアドレス(taehoon@kansai-u.ac.jp)
関大LMS
- 備考
Other Comments 連絡事項はLMSで行いますので、常に確認して下さい。