- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 文/経/商
- 時間割コード
Course Code - 40676
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - アジア経済とビジネス
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 小井川 広志
- 曜限
Day/Period - 火2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本講義の目的は、卒業後にアジアとのビジネスに携わるであろう学生諸君に対し、そのための基礎知識と、現実の経済・社会の複雑な動きを解きほぐす論理的考え方を提供することにある。少子高齢化による人口減少、低成長、企業の海外移転など、日本の経済を取り巻く現状は厳しい。そのため日本企業は、生産拠点として、あるいは市場として、アジア地域への依存をますます強めている。このようなトレンドの中にあって、日本企業・日本経済は、どのようにアジアとの共生関係を深めていけばよいのか? かつては技術で優位に立っていた日本企業が、昨今、なぜ、韓国、台湾、中国などのアジア企業との競争に敗退しているのか? これらの課題を明らかにし、その克服策を議論することにより、日本企業・日本経済の今後を、アジアビジネスという視点から展望していく。
以上の課題に答えるために、本講義は単なるビジネス・ノウハウの提供を目的とするものではない。アジア経済発展の特徴を踏まえた上で、日本企業が他のアジア企業との相互利益的な関係を構築していくために考えるべき枠組みを議論していきたい。なお講義では、前半に理論的分析の解説を行い、後半では、私がこれまで続けてきた現地調査の資料・写真や最近の新聞記事、動画などを活用して、理論と実証のバランスを意識した刺激的な内容にしたいと考えている。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(商学部)
1.知識・技能
③専修に関わる専門知識の修得。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①ビジネス・経済・社会に対する広い視野と鋭い洞察力をも つ。
②企業倫理と社会的責任を深く認識し、品格をそなえたリーダーシップと「考動力」を発揮できる。
3.主体的な態度
自ら諸問題を発見し、主体的かつ柔軟に取り組むことができる。
到達目標 / Course Objectives
成長著しいアジアの現状と課題を理解し、将来、国際的に活躍できるビジネスマンとしての素養と基本的な考え方の育成を目指す。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・ミニテストの活用と、動画利用による授業内容理解の工夫
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
★アジアから大きな経済・ビジネスニュースが入った際などには、以下のスケジュールを変更してそれを取り上げる可能性もある★
第1回 講義概要:地域研究の課題と対象
第2回 東アジアの経済発展
第3回 東アジアの構造転換連鎖
第4回 直接投資と輸出志向工業化
第5回 グローバル・バリューチェーン
第6回 東アジアにおける地域統合
第7回 国際資本フローと東アジアの経済発展
第8回 アジアのイノベーション(1)台湾・韓国
第9回 アジアのイノベーション(2)中国
第10回 多用なるアジア:東南アジアのイスラム経済
第11回 アジア・コンテンツ産業戦国時代
第12回 外国人労働者との共生は可能か
第13回 対日M&A:救世主か劇薬か
第14回 日本のビジネスモデルは見直すべきか?
第15回 終章 アジアの中の日本経済:課題と展望授業時間外学習 / Expected work outside of class
★この講義は、予習を重視する★ 講義は、毎回、テキストの一章ずつ進めていく。毎回、講義の最初の10分間にミニテストを行うが、このミニテストは、前週に指定した予習の範囲から出題される。したがって、予習せずに講義に出席した場合、ミニテストで良い点数が取れない。
★受講者は、必ずテキストを購入し、毎回きちんと予習した上で、講義に臨むこと★
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
ミニテスト(毎回講義の開始時に行う13回のミニテストの合計) 50%
最終テスト 40%
グループワークなど 10%
履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
講義中の発言や質問は大歓迎である。発言した学生にはボーナス点が付与される、成績評価に加点される。
- 教科書
Textbooks 大野健一(他) 『新・東アジアの開発経済学』 有斐閣アルマ
本講義は、教科書に沿って毎回1章ずつ進み、その範囲からミニテストが行われるので、教科書『新・東アジアの開発経済学』を入手し、★必ず予習してから講義に臨むこと★
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参考書
References 遠藤環(他) 『現代アジア経済論:「アジアの世紀」を学ぶ』 有斐閣ブックス
三重野文晴、深川由起子(他) 現代東アジア経済論 ミネルヴァ書房
天野倫文 東アジアの国際分業と日本企業 有斐閣
- フィードバックの方法
Feedback Method 授業前後などの時間に、個別に対応する
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 授業や教材、動画利用のURLなどに関する問い合わせは、
h.oikawa@kansai-u.ac.jp
まで連絡してください。
質問などをする時は、LMSではなく、必ずこの↑返信用のメールアドレスを使うようにしてください(LMS経由ではこちらから返信できないため)。
- 備考
Other Comments ミニテスト(毎回講義の開始時に行う13回のミニテストの合計) 50%
最終テスト 40%
グループワークなど 10%