- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 文/経/商
- 時間割コード
Course Code - 40897
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - ラテンアメリカ経済とビジネス
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 長谷川 伸
- 曜限
Day/Period - 火5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
(授業内容)1980年代,「失われた10年」と呼ばれる深刻な経済危機にあったラテンアメリカ諸国は今日,政府主導の経済運営から市場経済中心へと大きく変貌を遂げました。特にブラジルは中国,ロシア,インドとともにBRICsと呼ばれ,これからの世界経済の主役として注目されています。国際競争力のあるブラジル企業も少なくありませんし,現地での日本企業によるビジネスもいま再び盛んになっています。この授業では,ラテンアメリカ諸国のなかでもブラジルを取り上げ,日本とのつながりに留意しながらその経済とビジネスを明らかにします。
(授業方法)この授業では,授業の前にオンライン教材を閲覧・視聴して予習することを前提として,授業時間内ではディスカッションとグループ学習(グループ・ワーク)を重視します。なお,プリントとプレゼンテーション,オンライン教材を用いるので,教科書は特に指定しません。
(この授業で大事にしたいこと)
(1)事実(資料)に基づいて考え,議論する。
(2)自分と相手の感情・感覚を尊重する。
(3)意味のわからないことを覚えるのではなく,意味をわかる。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(商学部)
1.知識・技能
③専修に関わる専門知識の修得。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①ビジネス・経済・社会に対する広い視野と鋭い洞察力をも つ。
②企業倫理と社会的責任を深く認識し、品格をそなえたリーダーシップと「考動力」を発揮できる。
3.主体的な態度
自ら諸問題を発見し、主体的かつ柔軟に取り組むことができる。
到達目標 / Course Objectives
この授業の目的は,ブラジルの経済とビジネスの「いま」と日本とのつながりをおおまかに理解することです。同時に,「あっ!わかった!」体験と仲間とともに「わかること」(協同学習)を体験することも目的とします。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
【注意】受講生の声に耳を傾け,受講生の理解度に応じた授業(わかりながら進む授業)を行いますので,授業計画と授業方法は随時変更されます。
第1回 オリエンテーション:授業運営方法,成績評価方法
授業運営の方法・道具,成績評価方法・基準について説明します。
第2/3/4回 ブラジルと日本とのつながりの原点:日系移民
ブラジルと日本とのつながりの原点であるブラジルへの日系移民を扱います。
第5/6/7回 ブラジル経済の現在:輸出構成の変化
輸出構成の変化に着目して,ブラジル経済の到達点を明らかにします。
第8回 リフレクション1:学びの作品化1
これまでの授業をふりかえって,学んだことを整理・確認します。
第9/10/11回 ケーススタディ:日本の企業:アグリビジネス
ラテンアメリカで事業展開する日本発のアグリビジネスを1社とりあげ,その企業のアウトラインと特徴を明らかにします。
第12/13/14回 ケーススタディ:日本とブラジルの合弁で設立された鉄鋼メーカー
日本とブラジルの合弁で設立された鉄鋼メーカーをとりあげ,その企業と業界のアウトラインと特徴を明らかにします。
第15回 リフレクション2:学びの作品化2
これまでの授業をふりかえって,学んだことを整理・確認します。授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業資料,ノートを読み返し,理解が不十分な点に関しては各自参考書を調べるなどして復習をすること。予習・復習とミニレポート作成などで1コマにつき,2時間程度の時間外学習が必要です。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
(1)授業で作成する「ワンセンテンス要点」を用いる「ワンセンテンス要点図解」約4割,
(2)毎回の授業で作成する「ワンセンテンス感想」を用いる「ワンセンテンス感想図解」約2割,
(3)与えられた課題(テーマ)に合う資料を引用するCW(ミニレポート,5-10回程度)約4割。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
(1)「ワンセンテンス要点図解」は,授業で記入する「ワンセンテンス要点」を用いて作成するものです。
(2)「ワンセンテンス感想図解」は,毎回の授業で記入する「ワンセンテンス感想」を用いて作成するものです。
(3)「ワンセンテンス要点図解」では,各回の授業の学習内容が理解されているかどうかを厳格に評価し,「ワンセンテンス感想図解」では,自らの学習過程が表現されているかどうかを厳格に評価します。
(4)CW(ミニレポート)では,用いる資料の適切性,資料の引用出所の明示の適切性などを評価します。
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References 清水達也(編)『ラテンアメリカ経済入門』アジア経済研究所,2024年。
大貫良夫・落合一泰(他監修)『ラテンアメリカを知る事典』(新版)平凡社,2013年。
ブラジル日本商工会議所(編)『現代ブラジル事典』新評論,2005年。
ラテン・アメリカ政経学会(編)『ラテン・アメリカ社会科学ハンドブック』新評論,2014年。
オリヴィエ・ダベーヌ, フレデリック・ルオー(著)・太田佐絵子(訳)『地図で見るラテンアメリカハンドブック』原書房,2017年。
- フィードバックの方法
Feedback Method 関大LMS
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSメッセージ
- 備考
Other Comments (1)チーム活動を前提とするので,すべての授業に出席すること。
(2)グループ・ワークに積極的に参加すること。
(3)授業外での学習を1コマにつき2時間程度行うこと。
※就職活動や部活動などで欠席することが予想される場合には,履修しないでください。すべての授業に出席することが必要です。
※「確かに私は大切なことを学んだ」と履修生全員が胸はって言える「いつまでも思い出に残る」授業を学生のみなさんと共にめざします。