2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
文/経/商
時間割コード
Course Code
40895
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
EU経済とビジネス
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
和田 聡子
曜限
Day/Period
火3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

EU(欧州連合)は、第二次世界大戦後から紆余曲折を経ながらも「深化」と「拡大」を遂げてきました。そして、世界の中でその存在感と影響力を発揮しています。
  共通通貨「ユーロ」が導入されるなど一連の統合が進んできた一方で、21世紀を迎えてから超国家連合としてのEUの権限・機能の一元化・強化に対する批判も数多く指摘されるところとなっています。事実、2020年1月31日、英国はEUからの離脱を選択しました。
EU各国における諸政策は一国内の問題だけで対応するのではなく、EU全体で解決する必要があります。
本講義では、まずEU統合の歴史的展開を解説し、ついでEU加盟国共通の様々な政策を検討します。そして最後に世界におけるEUの役割や展望について解説します。 

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
EU統合の多面的性格と全体像を理解できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
EU統合の特徴や問題点をグローバル化という世界経済の枠組みの中で考えることができる。自分で理解したことをわかりやすく人に説明し、また文章にまとめることができる。
③主体的な態度の観点
自ら積極的に教科書・参考文献等を活用しながら、疑問・質問点を担当者に尋ねることができる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  本講義に関する全体のテーマ・内容紹介
第2回  EU統合の歴史と展開
第3回  EUの財政制度
第4回  EUの金融市場とユーロシステム
第5回  EUの農業政策
第6回  EUの競争政策
第7回  EUの地域政策
第8回  EUの雇用政策と労働移動
第9回  EUと多国籍企業
第10回  EUの通商政策
第11回  EUの環境政策
第12回  ギリシャ危機と英国のEU離脱によるEUの影響
第13回  世界におけるEUの位置付けとその役割
第14回  本講義のまとめ 
第15回  本講義の到達度確認

授業時間外学習 / Expected work outside of class

授業内容がしっかり理解できるように、あらかじめ教科書を一読しておいてください。また、  時と共にめまぐるしく変化するヨーロッパの経済情勢を的確に把握するために、できるだけ毎日、新聞・雑誌、およびインターネット情報などをチェックする習慣を身に付けてもらうことをお奨めします。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
授業中における講義の理解度チェックと思考力向上のためのレポート(70%)、および授業最終日の到達度確認の論述試験(30%)で評価します。
レポート提出回数が全実施回数の7割以下であれば、到達度確認の論述試験を受験しても単位修得は困難となりますので注意してください。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
授業中レポートにおいて基本的な知識や概念の理解を評価(70%)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
論述問題の到達度試験により評価(30%)
③主体的な態度の観点
教科書・参考文献等を活用しながら、疑問・質問・意見を担当者に尋ねることができる積極的態度を評価(ボーナス点) 

教科書
Textbooks

本田雅子・山本いづみ編著  第2版  EU経済入門  文眞堂  978-4-8309-5164-0

講義・参考資料は、授業の前日までにLMSにアップロードしますので、予習・復習にも活用してください。
この授業では教科書に基づいて授業を進めると共に、講義時間に教材は紙媒体で配布しませんので、各自で閲覧の上、ダウンロード・印刷をして準備しておいてください。
講義内容の理解を深めたい場合、参考文献に目を通すことをお薦めします。

参考書
References

和田聡子著  EUとフランスの競争政策  NTT出版  978-4-7571-2266-6
田中素香他編著  現代ヨーロッパ経済 第6版  有斐閣  978-4-641-22191-8

フィードバックの方法
Feedback Method

授業中レポートは実施後、内容のポイント等においてのフィードバックを行います。さらに、授業内容への質問、およびの意見や要望についてはLMSにて受け付けて回答をします。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワーは、基本的に授業後に対応します。
また、LMSのmailにおいても質問を受け付けますので、随時連絡してください。

備考
Other Comments

コロナ禍・災害等の状況次第で、講義方法・成績評価に変更・追加が生じる場合、LMSなどで連絡しますのでチェックしてください。