- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 経/商
- 時間割コード
Course Code - 40900
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 非営利事業論
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 東郷 寛
- 曜限
Day/Period - 火3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
日本の産業社会は経済成長に邁進してきた段階から大きな転換期を迎えている。高齢化の進行や地球環境問題の深刻化、グローバル経済の展開などを背景として、新しい産業経済や地域社会のあり方が様々なかたちで模索されている。そのような中で、地域の産業経済や福祉の担い手として注目を集めているのが、非営利組織(NPO等)や社会的企業といった新たな事業主体である。
本講義の目的は、従来型の企業と政府・行政機関との相違点に着目しながら、非営利組織や社会的企業に注目が集まる背景およびこのような新たな事業主体に関する今日の動向を理論と現実の双方から理解することである。具体的な社会的課題として、おもに福祉や就労に関わる問題をとりあげ、福祉や就労に関わる今日的な課題の背景を理解するとともに、非営利組織や社会的企業の果たす役割について検討する。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(商学部)
1.知識・技能
③専修に関わる専門知識の修得。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①ビジネス・経済・社会に対する広い視野と鋭い洞察力をも つ。
②企業倫理と社会的責任を深く認識し、品格をそなえたリーダーシップと「考動力」を発揮できる。
3.主体的な態度
自ら諸問題を発見し、主体的かつ柔軟に取り組むことができる。
到達目標 / Course Objectives
1.非営利組織論・社会的企業論の基本的な論点について理解する。
2.非営利組織・社会的企業の具体的な実践事例やそれにまつわる社会課題・施策等の現実の動きについて知る。
3.現代の産業社会が抱える矛盾との関わりから、非営利組織や社会的企業の今日的意義と、その課題について理解する。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 オリエンテーション
第2回 非営利組織の役割と機能
第3回 非営利組織のマネジメント
第4回 非営利組織のガバナンス
第5回 日本の非営利法人制度
第6回 米国と英国の非営利法人制度
第7回 社会運動論
第8回 社会運動組織の実践事例
第9回 社会的企業論
第10回 社会的企業の実践事例
第11回 地域自治組織の役割と機能
第12回 地域自治組織の実践事例
第13回 公民パートナーシップ
第14回 公民パートナーシップの事例
第15回 総括授業時間外学習 / Expected work outside of class
自らが興味を持った内容については、参考文献にあげた図書や授業時に紹介する文献などに触れることにより、学習を深めることがのぞまれる。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績で評価する。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡する。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
1.非営利組織論・社会的企業論などの基本的な論点について理解できているか。
2.非営利組織や社会的企業の意義と課題を説明できるか。
3.非営利組織や社会的企業といった概念が注目を集めるようになった理由を、現代社会が抱える矛盾との関わりから説明できるか。
- 教科書
Textbooks
適宜、講義レジュメを配信する。
-
参考書
References 橋本理 『非営利組織研究の基本視角』 法律文化社、2013年
田尾雅夫・吉田忠彦 『非営利組織論』 有斐閣、2009年
そのほか、講義時に適宜指示する。
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact LMSを用いて行う。
- 備考
Other Comments 授業内容に関連して時宜にかなったトピックスを取り上げることにより、授業計画が変更されることもある。