- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 商
- 時間割コード
Course Code - 40793
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 会計史
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 杉田 武志
- 曜限
Day/Period - 水3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本講義では,現在の経済社会においても重要な役割を果たす企業会計が,複式簿記の誕生以降,どのような要因によって会計へと進化してきたのか,およびその後の制度会計の生成過程についてもを学ぶことをテーマとします。
そのため,複式簿記が誕生した中世イタリアから,それがオランダ,イギリス,アメリカなどへと広まり伝わっていく過程と,株式会社会計の生成,それから今日に至る会計理論が形成されていく様相について,関連する歴史的事案(例:大航海,東インド貿易,産業革命,世界恐慌,世界大戦 etc.)も踏まえながら解説していく予定です。加えて,日本の会計制度に大きく影響を与えた20世紀アメリカの会計制度,我が国の会計制度(明治期から平成まで)の発展と仕組みにも焦点当てていき,学習していきます。
キーワード:複式簿記,商人,株式会社,財務報告,貿易,産業革命,大恐慌,SEC,FASB,企業会計原則,ASBJ,IFRSなど学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(商学部)
1.知識・技能
③専修に関わる専門知識の修得。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①ビジネス・経済・社会に対する広い視野と鋭い洞察力をも つ。
②企業倫理と社会的責任を深く認識し、品格をそなえたリーダーシップと「考動力」を発揮できる。
3.主体的な態度
自ら諸問題を発見し、主体的かつ柔軟に取り組むことができる。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
会計の登場と、その後の会計制度の変遷について時代背景とともに理解する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
簿記会計の役割が、その背後にある複数の要因によって、変容してきたことを理解する。
③主体的な態度の観点
なぜ、会計の生成が経済的事象などの背景に影響を受けたのか、その関係性について説明できるようになる授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 オリエンテーション
講義概要、講義計画、成績評価の方法等について説明する。
第2回 複式簿記の起源、ルカ・パチョーリと「スンマ」
第3回 ヴェネチア式簿記と商品勘定の発展
第4回 16世紀ネーデルラントと複式簿記
第5回 株式会社会計の萌芽:17世紀イギリス東インド会社と簿記会計
第6回 三角貿易、産業革命期におけるイギリスの簿記会計
第7回 イギリスにおける破産法と会計士:会計プロフェッション
第8回 18‐19世紀イギリスにおける簿記と株式会社
第9回 18世紀アメリカへ複式簿記の移入と資本主理論の形成
第10回 20世紀初頭アメリカ会計:ビッグビジネスと財務会計の登場
第11回 20世紀前半アメリカ会計規制:1930年代の証券諸と法、SECと会計規制
第12回 20世紀後半アメリカ会計基準設定:FASBの設立から概念フレームワークの設定
第13回 明治期日本における簿記史:福澤諭吉と帳合之法
第14回 昭和における会計制度:企業会計原則等の成立
第15回 21世紀・現在の会計制度:ASBJ設立と会計基準の国際化
授業時間外学習 / Expected work outside of class
各自、配布資料などもを基に復習を行うこと。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
成績評価割合
定期試験(70%)、中間テスト(30%)
備考:中間テストは講義中に実施する予定である。
定期試験は期末試験期間中に実施する予定である。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
中間試験、期末試験において評価する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
中間試験、期末試験において評価する。
③主体的な態度の観点
中間試験、期末試験において評価する。
- 教科書
Textbooks
各講義で配布資料用いて説明を行う。
-
参考書
References 中野常男、清水泰洋(編著) 近代会計史入門(第2版) 同文館出版
- フィードバックの方法
Feedback Method 中間テストなどについても講義中に解説する。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 授業の前後に対応する。
- 備考
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