2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
文/経/商
時間割コード
Course Code
40678
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
国際投資論
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
長谷川 伸
曜限
Day/Period
火5
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

(内容)国際投資は,生産要素としての資本の国際間の貸借,すなわち直接投資および間接(証券)投資を指しますが,商学部の国際ビジネス専修の専門科目として位置づけられているこの授業では,海外直接投資,すなわち資本・経営能力・技術的知識等の経営資源の移転を取り扱います。具体的には,新聞記事を使っての日本企業による海外直接投資の事例研究(ケーススタディ)を授業で行います。

(方法)この授業では,授業の前にオンライン教材を閲覧・視聴して予習することを前提として,授業時間内ではディスカッションとグループ学習(グループ・ワーク)を重視します。なお,プリントとプレゼンテーション,オンライン教材を用いるので,教科書は特に指定しません。

(この授業で大事にしたいこと)
(1)事実(資料)に基づいて考え,議論する。
(2)自分と相手の感情・感覚を尊重する。
(3)意味のわからないことを覚えるのではなく,意味をわかる。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(商学部)
1.知識・技能
  ③専修に関わる専門知識の修得。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  ①ビジネス・経済・社会に対する広い視野と鋭い洞察力をも つ。
  ②企業倫理と社会的責任を深く認識し、品格をそなえたリーダーシップと「考動力」を発揮できる。
3.主体的な態度
  自ら諸問題を発見し、主体的かつ柔軟に取り組むことができる。

到達目標 / Course Objectives

本授業の到達目標は,海外直接投資の基本的なしくみをおおまかに理解することです。同時に,「あっ!わかった!」体験と仲間とともに「わかること」(協同学習)を体験することも目的とします。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

【注意】受講生の声に耳を傾け,受講生の理解度に応じた授業(わかりながら進む授業)を行いますので,授業計画と授業方法は随時変更されます。

第1回:オリエンテーション:授業運営方法,成績評価方法
授業運営の方法・道具,成績評価方法・基準について説明します。

第2/3回:海外直接投資とは何か
海外直接投資が経営資源の一括移転と捉えられることを明らかにします。

第4/5回:海外直接投資の形態:グリーンフィールド投資とM&A投資
海外直接投資の形態としてのグリーンフィールド投資とM&A投資について明らかにします。

第6/7回:海外直接投資の目的
海外直接投資は何を目的として行われるのかについて明らかにします。

第8回:海外直接投資と貿易
海外直接投資と貿易はどのような関係にあるのかについて明らかにします。

第9回 リフレクション1:学びの作品化1
これまでの授業をふりかえって,学んだことを整理・確認します。

第10/11/12/13回:クロスボーダーM&Aかつ敵対的買収の事例研究
海外直接投資の主流となっているクロスボーダーM&Aかつ敵対的買収の事例を研究します。

第14-15回 リフレクション2:学びの作品化2
これまでの授業をふりかえって,学んだことを整理・確認します。

授業時間外学習 / Expected work outside of class

オンライン教材の閲覧・視聴し予習すること。プリント,ノートを読み返し,理解が不十分な点に関しては各自参考書を調べるなどして復習をすること。予習・復習とミニレポート作成などで1コマにつき,2時間程度の時間外学習が必要です。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
(1)授業で作成する「ワンセンテンス要点」を用いる「ワンセンテンス要点図解」約4割,
(2)毎回の授業で作成する「ワンセンテンス感想」を用いる「ワンセンテンス感想図解」約2割,
(3)与えられた課題(テーマ)に合う資料を引用するCW(ミニレポート,5-10回程度)約4割。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

(1)「ワンセンテンス要点図解」は,授業で記入する「ワンセンテンス要点」を用いて作成するものです。
(2)「ワンセンテンス感想図解」は,毎回の授業で記入する「ワンセンテンス感想」を用いて作成するものです。
(3)「ワンセンテンス要点図解」では,各回の授業の学習内容が理解されているかどうかを厳格に評価し,「ワンセンテンス感想図解」では,自らの学習過程が表現されているかどうかを厳格に評価します。
(4)CW(ミニレポート)では,用いる資料の適切性,資料の引用出所の明示の適切性などを評価します。

教科書
Textbooks

参考書
References

島田克美『概説海外直接投資』学文社,1999年。    
越後修『企業はなぜ海外へ出てゆくのか』日本経済評論社,2014年。    
清田耕造『拡大する直接投資と日本企業』NTT出版,2015年。  

フィードバックの方法
Feedback Method

関大LMS

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

関大LMSメッセージ

備考
Other Comments

(1)チーム活動を前提とするので,すべての授業に出席すること。
(2)グループ・ワークに積極的に参加すること。
(3)授業外での学習を1コマにつき2時間程度行うこと。

※就職活動や部活動などで欠席することが予想される場合には,履修しないでください。すべての授業に出席することが必要です。

※「確かに私は大切なことを学んだ」と履修生全員が胸はって言える「いつまでも思い出に残る」授業を学生のみなさんと共にめざします。