- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 商
- 時間割コード
Course Code - 40665
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 国際貿易制度論
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 深澤 光樹
- 曜限
Day/Period - 木4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
国際貿易制度の枠組みは、私たちの生活に直結する財やサービスの国際貿易に影響を与え、経済活動の在り方を大きく左右する。第二次世界大戦後、国際貿易制度は世界経済の変化とともに刷新が図られてきた。昨今では米中貿易摩擦やブレグジット、T P P、RCEPなどが議論される中で、国際貿易制度が果たす役割が改めて注目されていると言える。
本講義の目的は主に、国際貿易制度の基礎知識を身に付け、その変遷と近年の動向について理解することにある。具体的には、(1)国際貿易制度の変遷、(2)国際貿易制度の諸課題、(3)国際貿易制度の今後について考察することで、グローバル化が進む世界の経済・社会をより深く理解できるようになることを目的としている。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(商学部)
1.知識・技能
③専修に関わる専門知識の修得。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①ビジネス・経済・社会に対する広い視野と鋭い洞察力をも つ。
②企業倫理と社会的責任を深く認識し、品格をそなえたリーダーシップと「考動力」を発揮できる。
3.主体的な態度
自ら諸問題を発見し、主体的かつ柔軟に取り組むことができる。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・国際貿易制度の基本理念やその仕組みを理解することができる。
・国際貿易制度にみられる諸課題を把握することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・国際貿易制度の展望について説明できる。
・国際貿易制度の意味合いについて途上国と先進国とそれぞれの立場から説明できる。
③主体的な態度の観点
・自ら情報収集に務めて自分の考えをまとめられる。
・講義のペアワークなどで積極的に意見交換が行える。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・映像資料視聴
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回:国際貿易制度が誕生するまで
第2回:I M F−G A T T体制の構築
第3回:I M F−G A T T体制の再編成とG A T Tの多国間貿易交渉
第4回:W T Oの成立
第5回:W T Oの貿易ルールと多国間貿易交渉
第6回:南北問題とU N C T A D
第7回:G A T Sとサービス貿易の制度基盤
第8回:T R I P sと知的財産権の貿易ルール
第9回:地域主義と地域貿易協定:欧州の地域統合
第10回:地域主義と地域貿易協定:北米の地域統合
第11回:地域主義と地域貿易協定:アジアの地域統合
第12回:日本とT P P
第13回:W T Oと米中貿易摩擦
第14回:W T O交渉の進展分野と改革
第15回:総括授業時間外学習 / Expected work outside of class
事前学習
日頃より、新聞やインターネット、書籍などで国際貿易と国際貿易制度に関連する情報に触れるようにする。講義の終わりに次回講義内容に関連する宿題を課すことがある(各回によって異なる)。受講者は準備のうえ、臨まなければならない(約40分)。
事後学習
講義で学習した内容の復習と、講義中に紹介した新聞記事やホームページ、参考文献などにより学習を深める(約40分)。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
最終レポート(50%)、授業内提出課題(事前学習課題、小テスト、コメントシートなど)(30%)、中間レポート(20%)。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
上記到達目標が達成されているか、レポート内容や授業内課題、中間レポートの出来を総合的に判断し、評価する。
- 教科書
Textbooks
基本的には教員作成の講義資料を用いる。
-
参考書
References 小林尚朗・篠原敏彦・所康弘編 『貿易入門-世界と日本が見えてくる』 大月書店
深作喜一郎 『超不確実性時代のWTO』 勁草書房
- フィードバックの方法
Feedback Method コメントシートや小テスト、中間レポートへのフィードバックは授業内で適宜行う。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 問い合わせの優先順位は次の通り。
・授業の前後
・関大LMSのメッセージ
・メールアドレス、もしくはオフィスアワー
- 備考
Other Comments ・上記授業計画は状況に応じて変化、あるいは順番が前後する可能性がある。
・本授業は対面授業となる。
・対面授業では受講者同士の意見交換などが求められる場合がある(ペアワークなどを行うか否かは、受講者人数などを見ながら実施可能か検討する)。
・受講生への連絡は関大LMSの講義ページから行う。受講生からの質問は関大LMSの「メッセージ」などから受け付ける。
・中間レポートの内容、実施時期は講義内で事前に周知する。