- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 商
- 時間割コード
Course Code - 40621
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 保険経済論
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 徳常 泰之
- 曜限
Day/Period - 木1
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
「保険」という制度は、私達の生活を支える上で重要な役割を果たしています。私たちの生活に密接に関係することが多いにも関わらず、手にとって直接確認することや他の財やサービスと比較することが容易にできないため、正確には理解されていないのがこの「保険」という制度です。
この講義では「保険とは何か?」という大きなテーマに沿って、保険制度について講義していきます。保険料の算出(3原則)、保険サービスとは、保険契約の特徴、保険制度の持つ社会的機能、保険の歴史、被保険利益などについて講義します。保険に関する専門用語は分かりにくいと言われますが、これから先の人生において保険に加入するときに必要な知識となりますので理解できるように説明します。
・この科目の習得は、商学部が定める学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)の1と2の達成に関与しています。http://www.kansai-u.ac.jp/data/policy/faculty.html
・この科目は、商学部の教育課程内で第2類共通科目(商学基礎分野)に位置付けられています。(カリキュラムツリー参照)学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(商学部)
1.知識・技能
②経営学・商学分野の基本知識の修得。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①ビジネス・経済・社会に対する広い視野と鋭い洞察力をも つ。
②企業倫理と社会的責任を深く認識し、品格をそなえたリーダーシップと「考動力」を発揮できる。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
保険制度の一般理論について体系的に習得、理解すること。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
なぜ保険制度が社会に存在しているのか(社会が必要としているのか)ということを論理的に説明できるようになること。
③主体的な態度の観点
保険制度に興味を持って保険や社会保険に関連するニュースや書籍などに接することができるようになること。
これらの習得を到達目標とする。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 保険経済論講義ガイダンス、保険とは何か、社会的機能や位置付け
第2回 リスクとリスクマネジメント -保険が対象とする危険-
第3回 保険に関する専門用語
第4回 被保険利益 -保険と賭博の線引き-
第5回 保険の3原則 -大数の法則、収支相等の原則、給付反対給付均等の原則-
第6回 保険の分類 -公保険と私保険-
第7回 保険用役と保険契約の性質
第8回 保険の機能、類似の制度
第9回 情報の非対称性と保険 -逆選択、モラルハザード-
第10回 期待効用仮説と保険
第11回 保険の歴史 -損害保険-
第12回 保険の歴史 -生命保険-
第13回 保険の需要と供給
第14回 保険とデジタルトランスフォーメーション(DX)
第15回 海外旅行保険、保険経済論まとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
配布資料を読み返し、授業内容の理解に努めるよう復習をすること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
中間レポート(50%)、期末レポート(50%) または期末レポート(100%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
保険制度の一般理論について正確に理解できているかどうか。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
保険制度の存在理由を論理的に説明できるようになっているか。
③主体的な態度の観点
保険制度に興味を持って保険や社会保険に関連するニュースや書籍などに接することができるようになっているか。
これらの基準で評価する。
- 教科書
Textbooks
教科書は使用しません。
資料を配布する予定です。
-
参考書
References 下和田功 『はじめて学ぶリスクと保険(第4版)』 有斐閣 978-4641184206
スコット・E. ハリントン、グレッグ・R. ニーハウス 『保険とリスクマネジメント』 東洋経済新報社 978-4492701096
亀井利明 『保険総論(補訂版)』 同文舘 978-4495420727
その他、随時指示します。
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー
事前にアポイントを取ってください。
その他
関大LMSの「メッセージ」機能で連絡してください。
- 備考
Other Comments ・保険経営論、生命保険論、損害保険論、リスクマネジメント論や社会保険論を履修することが望ましいです。保険制度について、立体的に理解することが可能になります。