2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
商/政策
時間割コード
Course Code
40617
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
証券市場論
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
田村 香月子
曜限
Day/Period
金2
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

 経済を人間の身体にたとえると、「企業」や「家計」は筋肉や内臓にあたるだろう。そしてこれら身体全体を動かすための血液は「資金」である。身体=経済が大きくなればなるほど、多くの血液=資金が必要となる。したがって経済の発展と企業の成長のためには、多くの資金を効率的かつ効果的に獲得しなければならない。
 証券市場はその「資金」を調達するための場の1つである。企業は株式や債券などの有価証券をを発行し、資金を調達している。さらには国や地方自治体なども有価証券を発行し資金調達を行っている。
 一方、証券市場は、投資家が有価証券を売買し資金を運用する場でもある。企業はもちろん、私たち個人も、1人の投資家として資金の運用を行うことができる。
 このように証券市場では、企業など資金不足の主体が証券を発行し、不特定多数の多様な投資家がそれを購入することにより、資金が融通され、経済成長が促進される。証券市場は、国内にとどまらずグローバルに拡大しており、経済の発展において重要な役割を有している。
 この講義では、証券市場の制度、機能やその変化について学習する。理論と実際のつながりを考え、現在の証券市場を学ぶ。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(商学部)
1.知識・技能
  ③専修に関わる専門知識の修得。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  ①ビジネス・経済・社会に対する広い視野と鋭い洞察力をも つ。
  ②企業倫理と社会的責任を深く認識し、品格をそなえたリーダーシップと「考動力」を発揮できる。
3.主体的な態度
  自ら諸問題を発見し、主体的かつ柔軟に取り組むことができる。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
・証券市場に関する専門的知識を習得し理解を深めること
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・証券市場の現状や課題を知り考えることができる思考力、判断力を身につけること
③主体的な態度
関連する情報に際して、知識を関連づけて振り返り、必要な学びを得ること

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  ガイダンス
第2回  国民経済と証券市場
第3回  証券市場発展の歴史1
第4回  証券市場発展の歴史2
第5回  証券取引所と上場制度
第6回  株式発行市場
第7回  株式発行市場
第8回  株式流通市場
第9回  株式流通市場
第10回  公社債発行市場
第11回  公社債流通市場
第12回  投資家と証券市場
第13回  証券業の役割
第14回  ESGと証券市場
第15回  まとめ
(実施順序や内容は変更する場合がある)

授業時間外学習 / Expected work outside of class

学習に具体性を持たせることで、理解がより深まる。日々の新聞やニュースから、証券や金融への関心を高めてほしい。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
定期試験(90%)、ミニッツペーパー(10%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
・基礎的な用語や概念、制度等を理解しているか
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・獲得した知識を適時用い、現状や課題が説明できるか
③主体的な態度の観点
・小テストや質問票等の実施・提出状況

教科書
Textbooks

坂下晃監修、鳴滝善計、外島健嗣、田村香月子著  『証券投資の基礎知識』  (晃洋書房)  

その他、講義時に資料を配布する。

参考書
References

日本証券経済研究所 編著  『図説 日本の証券市場』  日本証券経済研究所  

フィードバックの方法
Feedback Method

講義前後に質問等を受け付けるとともに、関大LMSにて適時フィードバックします。 

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

講義前後に質問等を受け付けるとともに、関大LMSにて適時受け付けます。 

備考
Other Comments

・履修を薦める科目
 証券市場論、証券分析論、その他ファイナンス関連科目