- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 商
- 時間割コード
Course Code - 40540
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 経済入門
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 3
- 担任者名
Instructor - 英 邦広
- 曜限
Day/Period - 水1
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
自覚していようがいまいが、私たちは否応なしに「経済」に組み込まれて生きている。そして、私たちを取り込んでいる経済の見方を教えてくれるのが「経済学」である。経済学的なものの見方は、関西大学商学部の専門科目を学習する上での基礎となるだけではなく、私たちの生活、企業活動、社会全体を見る上でも、また政府の経済政策を正しく判断する上でも不可欠である。経済入門では、個人、企業、経済の関わりを理解するために必要となる基本的な「経済学」の考え方を学ぶ。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(商学部)
1.知識・技能
①教養科目、ビジネス英語や会計の基礎知識の修得。
②経営学・商学分野の基本知識の修得。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①ビジネス・経済・社会に対する広い視野と鋭い洞察力をも つ。
②企業倫理と社会的責任を深く認識し、品格をそなえたリーダーシップと「考動力」を発揮できる。
到達目標 / Course Objectives
講義では、需要や供給、市場や政府の活動、労働市場や国際経済などに関する経済学の基本的な事柄を順に学び、その結果、大学での専門的な学びの土台を築くことを目的としている。さらには、日々の新聞やテレビ、インターネットで接するような、経営、経済、金融などに関する事象を理解し、より関心を高め自らそれらについて深く考えるようになれること、を目標とする。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1. ビジネスのためになぜ経済学を学ぶのか?
キーワード:ビジネス、経済学、経営学、商学、会計学、マーケティング、流通、企業、消費者
2. 学習のための準備ー経済学のためのツールボックス
経済データの入手と活用、グラフの理解、限界と平均
3. 消費者行動
キーワード:効用、予算制約、限界効用、所得、価格、価格と需要量の関係、価格弾力性、補完財・代替材、需要に影響を与える要因
4. 企業行動の原理
キーワード:利潤、費用、価格、限界費用、利潤の最大化、価格と供給量の関係、価格弾力性、生産性、供給の影響を与える要因
5. 市場均衡
キーワード:完全競争市場、効率的な資源配分、余剰
6. 不完全競争市場
キーワード:完全競争市場にならない理由、独占、寡占、独占的競争
7. 企業の戦略とゲーム
キーワード:なぜ大企業になるのか、大企業の意思決定、複占、ナッシュ均衡
8. 生産要素と労働市場
キーワード:労働市場、雇用と賃金の決定、失業(ミクロ経済の枠組みでの失業の発生)
9. 企業の資金調達
キーワード:株式会社とは? 資本市場、直接金融(出資)、間接金融(借入)
10. リスクと保険
キーワード:不確実性とは?、ビジネスにおける不確実性、金融商品、保険の役割
11. 政府と企業
キーワード:市場の失敗と外部性、不完全競争市場のゆがみ、政府の役割、産業政策
12. 国際貿易
キーワード:国際分業と国際貿易、貿易の利益、貿易政策(関税、輸出補助金)、関税は引き下げられるべきなのか?
13. 取引費用の経済学
キーワード:取引費用とは、なぜ取引費用が重要なのか 取引費用と企業組織
14. 企業の社会的責任(CSR)
キーワード:品格ある柔軟なビジネスリーダー、有限責任、利害関係者、内部統制
15. 全体のふりかえり授業時間外学習 / Expected work outside of class
講義は教科書の内容を毎回1章ごと進めるため、各自予習をしておくこと。また教科書、授業資料、ノートを読み返し、理解が不十分な個所に関して復習すること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
講義中の課題など60%、期末の課題40%基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
学習内容への理解、応用力、考察力を見る。
① 知識・技能の観点
講義中の課題や期末の課題での基礎的な概念や用語の定義・内容を問う設問
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
講義中の課題や期末の課題での講義に関した応用力を問う設問
③主体的な態度の観点
出席の状況と平常の態度
- 教科書
Textbooks 高屋定美・石田和之編著 『ビジネスを学ぶためのミクロ経済学入門』 中央経済社 978-4502431111
第1版第5刷 (2025年1月25日発行) を推奨する。
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参考書
References
教科書の各章ごとに推薦図書をリストアップしていますので、確認してください。
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 質問などは講義中に受付け回答するほか関大LMSでも受け付けます。
- 備考
Other Comments なし