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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
40572
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
中小企業論
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
芦塚 格
曜限
Day/Period
月3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

一般に流布する「中小企業」のイメージは、何が正しくて何が正しくないのか。中小企業を取り巻く経済状況、政策などをまじえて中小企業の実態を理解することを目指します。また、個別企業の事例を通じて、経営者の視点を中心に中小企業にとって望ましい経営のあり方を考えます。まず、中小企業の定義、その定義の背景、目的と中小企業の実態との関係について考えます。次に、中小企業の位置づけ、活動実態の全体像を統計データを用いて確認することで、実態に則した理解を目指します。さらに、個別企業の事例に視点を移し、全体像からは見えない個別企業の経営実態を捉えます。個別企業の事例を参考に、中小企業の経営において何が大切なのかを考えます。企業事例では動画等を参照し、個別の経営者の視点、姿勢に注目しながら、望ましい経営、経営者のあり方を考えます。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(商学部)
1.知識・技能
  ③専修に関わる専門知識の修得。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  ①ビジネス・経済・社会に対する広い視野と鋭い洞察力をも つ。
  ②企業倫理と社会的責任を深く認識し、品格をそなえたリーダーシップと「考動力」を発揮できる。
3.主体的な態度
  自ら諸問題を発見し、主体的かつ柔軟に取り組むことができる。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
中小企業を中心に、企業の活動実態を統計データと事例を分析して説明できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
中小企業における人材採用、育成の課題と戦略、経営者のあるべき姿について自分の考えを持てるようになる。
③主体的な態度の観点
中小企業の経営において何が重要であるかについて、自分の言葉で説明できる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  ガイダンス 中小企業とは:講義の目的、概要、講義方法、成績評価についての説明。
第2回  中小企業の概念と定義:中小企業の概念と範囲の解説。
第3回  中小企業の概念と政策:中小企業の実態、政策の変遷について、ベンチャー企業振興策へと至る推移を検討。
第4回  データに見る中小企業1:中小企業に関する統計データを読み解く。
第5回  データに見る中小企業2:中小企業に関する統計データを読み解く。
第6回  データに見る中小企業3:中小企業に関する統計データを読み解く。
第7回  データに見る中小企業4:中小企業に関する統計データを読み解く。
第8回  企業事例1:独自の理念と研究開発による安定成長を実践する企業事例を資料と動画を用いて確認する。
第9回  企業事例1検討:企業事例1について分析、意見交換する。
第10回  企業事例2:人材採用、育成に特徴を有する企業事例を資料と動画を用いて確認する。
第11回  企業事例2検討:企業事例2について分析、意見交換する。
第12回  企業事例3:経営者のあり方に関する企業事例を資料と動画を用いて確認する。
第13回  企業事例3検討:企業事例3について分析、意見交換する。
第14回  企業事例4:事業承継に関する企業事例を資料と動画を用いて確認する。
第15回  企業事例4検討:企業事例4について分析、意見交換する。

授業時間外学習 / Expected work outside of class

授業で使用する資料等を関大LMSに掲示します(事前に印刷してください)。
授業で扱ったテーマ、内容、課題について、あらためて情報収集のうえ、情報を整理して、自分の考えをまとめてください。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
講義中の課題(毎回の小レポート、意見発表等を含む):60%  、課題レポート(課題図書を用いた6,000字程度のレポート):40%

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
中小企業の概念、データが示す全体像の理解度で評価する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
データが示す中小企業の全体像と個別企業の経営実態の理解度で評価する。
③主体的な態度の観点
中小企業の望ましい経営のあり方、経営者の姿勢について自分なりの捉え方の修得度合いで評価する。

教科書
Textbooks

山田幸三・江島由裕  1からのアントレプレナーシップ〈第2版〉  中央経済グループパブリッシング  978-4502493416

教科書は課題レポート(課題図書を用いた6,000字程度のレポート):40%の課題図書として用います。授業中には利用しません。

参考書
References

横山恵子編著・杉本貴志・長谷川伸・宮﨑慧著  エシカル・アントレプレナーシップ  中央経済社  978-4502270819
中小企業庁    中小企業白書小規模企業白書 2024年版(上)(下)  日経印刷  978-4865794212
塚越寛  末広がりのいい会社をつくる -人も社会も幸せになる年輪経営  サンクチュアリ出版  978-4861138621
加藤厚海  、  福嶋路、  宇田忠司  中小企業・スタートアップを読み解く  有斐閣  978-4641151048

フィードバックの方法
Feedback Method

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

関大LMSのメッセージ機能を利用してください。

備考
Other Comments

授業に必要な資料は関大LMSに掲示するので、事前に印刷してくること
教科書はレポート課題の課題図書として用います。授業中には利用しません。