- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 商
- 時間割コード
Course Code - 40565
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 広告政策論
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 岸谷 和広
- 曜限
Day/Period - 火2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
現代ほど広告を研究することの意義を指摘される時代はない。戦後、テレビ媒体の普及とともに、多くの企業がマーケティング理論に裏打ちされた広告効果を期待し、マス広告を中心とした広告キャンペーンを展開してきた。しかし、景気の低迷期に登場したウェブ媒体は、マスメディアを中心とした広告戦略に再検討を促すことになる。すなわち、伝統的な広告戦略に対する疑問視、すなわち投資に見合うほどの効果や効率を広告が達成していないという認識である。例えば、広告の想起率が非常に低いことなどがそれに該当しよう(もちろん、想起率がそれほど高くなくても構わない業界があることに注意)。
従来のようにマス広告やインターネット広告という区分で使い分けるのではなく、デジタル媒体だけでなく、店舗やPR、看板など様々な媒体の特性を生かし消費者に対するタッチポイントとすることで、広告の効果と効率を達成する戦略が求められることになる。
本講義は、こうした現状をカバーすべく、基本的な広告戦略、メディアミックス、消費者行動分析だけでなく、新たな広告戦略である統合型マーケティングコミュニケーションを、SNSを利用したメディア戦略までも講義対象とする。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(商学部)
1.知識・技能
③専修に関わる専門知識の修得。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①ビジネス・経済・社会に対する広い視野と鋭い洞察力をも つ。
②企業倫理と社会的責任を深く認識し、品格をそなえたリーダーシップと「考動力」を発揮できる。
3.主体的な態度
自ら諸問題を発見し、主体的かつ柔軟に取り組むことができる。
到達目標 / Course Objectives
本講義の到達目標は、
1)広告の基本的な原理を理解すること
2)その限界を見極めることで、広告の手法の新しい展開の可能性を考え理解すること
以上である。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1. イントロダクション
全体の講義の概要、その進度を説明する。
2. マーケティングとプロモーション
マーケティングの中での広告の定義、機能を説明する。
3. 広告戦略
広告目標と市場分析と競合分析を基礎とした広告戦略を説明する。
4. コミュニケーションプロセス(1)
購買行動段階やコミュニケーション目標を理解する。
5. コミュニケーションプロセス(2)
カテゴリーニーズ、ブランド想起、態度、購買意図に対する広告の役割を説明する。
6. コミュニケーションプロセス(3)
低関与の購買行動とコミュニケーション効果を説明する。
7. 広告メッセージの訴求
消費者によるメッセージの処理とパターンを説明する。
8. メディアプランニング
GRP, 有効フリークエンシーやリーセンシーを説明する。
9. クリエティブ戦略
ロシーターパーシーグリッドを中心に説明する。
10. マスメディアとサポートメディア
マスメディアとサポートメディアの特質を理解する。
11. デジタルメディア
デジタルメディアの特質を説明する。
12. 広告キャンペーンの実施と効果測定
広告キャンペーンの目的と立案、効果測定を説明する。
13. ソーシャルメディマーケティング(1)
新たなメディアの展開によって生まれたカスタマージャーニーを説明する。
14. ソーシャルメディアマーケティング(2)
PESOモデルとブランドエンゲージメント、メディアエンゲージメントをを説明する。
15. おわりに
全体の統括をする。授業時間外学習 / Expected work outside of class
シラバスで指定している教科書や参考書の範囲を読み、内容を把握するように予習すること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
関大LMSでの小テスト(20%)と、定期試験(80%)で評価する。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
授業の理解度で評価する。
- 教科書
Textbooks 広瀬盛一・岸谷和広・田部渓哉・峯尾圭著 『これからの広告コミュニケーション』 有斐閣
-
参考書
References
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact
- 備考
Other Comments 講義の変更等などの受講生への連絡はインフォメーションシステム講義連絡を用います。