- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 経
- 時間割コード
Course Code - 30599
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 経済史1
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 1
- 担任者名
Instructor - 熊谷 幸久
- 曜限
Day/Period - 木2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
21世紀に入り、私たちの暮らしている経済社会はグローバルな規模で大きく変化している。今年度の講義では、大学に入ってはじめて経済史を学ぶ受講生に必要な基本的知識と基本概念を平易に解説する。経済学部の上位学年で学ぶ専門科目の勉強につながる内容の講義を行いながら、次のような問題を考える。すなわち、(1)変化の著しい時代に私たちはどのような考え方をもって問題に取り組んでいくべきか、(2)私たちの直面している問題はどのようにして生じてきたのか、(3)経済史での学びは問題の解決にどのように生かせばよいのか、である。この講義では、経済史の主要なテーマを学ぶだけでなく、西ヨーロッパとイギリス、東アジアと日本、北アメリカと合衆国、サハラ以南アフリカなど一国と地域の経済史を振り返りながら、比較史と関係史の視点から具体的な問題を考えていく。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(経済学部)
1.知識・技能
① 国際化と情報化の進展する現代にあって、社会に生じる多様な問題を総合的に理解できる幅広い教養を有している。
② ①の問題の解決策を経済学の立場から提示できる、あるいはその内容について経済学の基本原理及び専門知識を活用し理解できる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①経済学に関する幅広い知識を活かして溢れる情報の中から真に必要な情報を取得する能力、グローバルな視野を持って時代を切り拓くための国際性を身に付けている。
② いかなる状況の変化に対しても深い洞察力を持って問題解決に向け「考動」できる。
到達目標 / Course Objectives
経済史の基本概念を理解して経済史Ⅱで取り上げる各論の基礎力を養う。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
基本的に第1回講義より第2部の各章を1回の講義で終えるかたちで行う。
第1回 経済発展論の系譜
第2回 宗教と経済発展
第3回 プロト工業化論
第4回 勤勉革命論
第5回 制度と経済発展
第6回 数量経済史
第7回 世界の農業革命
第8回 イギリス産業革命
第9回 大分岐論
第10回 交通・通信革命
第11回 ロンドン金融市場と国際金本位制
第12回 自由貿易体制と帝国主義
第13回 世界恐慌と2つの世界大戦
第14回 フォード・システムの形成
第15回 社会主義授業時間外学習 / Expected work outside of class
初回の講義までに第1部の「なぜ経済史を学ぶか」のところは読んでおく事。
毎回の講義終了後、講義で得られた新たに知見について、各自で図書館やネットで更に深く調べてみる事を心掛ける。その上で、高校までに学んだ世界史や日本史の知識を縦糸、大学で得た知見を横糸にして、自分自身の歴史像という素晴らしい織物を編む意識を持って学んで頂ければ幸いです。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績で評価する。
定期試験100%
ゲストスピーカーを御願いした場合、ミニッツペーパーを配布して講義内容の要約を課す場合がある。その時は、要約について評価させて頂き、成績評価の段階で加算する事も有り得る基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
定期試験に関する情報は第1回の講義で担当者が説明する。試験は各クラス別で実施する。
- 教科書
Textbooks 北川勝彦他(編) 『概説世界経済史』 昭和堂
-
参考書
References ヒックス 経済史の理論 講談社 978-4061592070
岡崎哲二(編) 経済史・経営史研究 入門: 基本文献,理論的枠組みと史料調査・データ分析の方法 有斐閣 978-4641165847
Tirthankar Roy, Giorgio Riello Global Economic History Bloomsbury USA Academic 978-1350290082
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 質問等がある場合は担当者にメールやLMSでアポイントを取る事。
- 備考
Other Comments 履修生には熱心な受講態度と休まず出席することを期待する。
受講者の理解度や授業の状況に応じて、授業計画を若干修正することもある。