- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 経
- 時間割コード
Course Code - 30483
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - ミクロ経済学入門1
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 1
- 担任者名
Instructor - 座主 祥伸
- 曜限
Day/Period - 火2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本授業ではミクロ経済学の基礎を学びます。ミクロ経済学は、個人の消費や貯蓄、労働時間の選択から、個々の企業による商品の販売量や労働の雇用者数、資金の借入額の選択などを考える学問です。上位年次で学ぶ国や地方の財政、金融取引、企業のグローバル展開などの国内外の経済のしくみをきちんと理解するために、家計や企業の個別行動を描写するミクロ経済学は必要不可欠なツールになります。
経済現象は「需要」と「供給」の相互作用によって起こります。大根の価格や大根の生産・消費を分析するためには、大根の需要曲線と供給曲線を使います。賃金の動きや失業問題を考える場合には、労働の需要・供給曲線を用います。円高・ドル安などの為替レートの動きをとらえるには、ドルやユーロ、円についての需要・供給曲線が必要です。また、需要と供給が出会う場所が「市場(しじょう)」です。皆さんがテレビのニュースや新聞で見聞きする労働市場や外国為替市場などがそうです。皆さんも3年後には就職活動、つまり労働市場に参加し、企業と出会うことになります。ゼミ旅行や卒業旅行で海外に行く場合、外国の通貨を外為市場で入手しなければなりません。本授業の目的は、市場の分析を通じて経済学的な考え方を身に付けることにあります。
中級レベルのミクロ経済学になると数式が登場しますが、本授業は初級レベルなので、できるだけ数式を避け、グラフを用いて説明します。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(経済学部)
1.知識・技能
② ①の問題の解決策を経済学の立場から提示できる、あるいはその内容について経済学の基本原理及び専門知識を活用し理解できる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①経済学に関する幅広い知識を活かして溢れる情報の中から真に必要な情報を取得する能力、グローバルな視野を持って時代を切り拓くための国際性を身に付けている。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・ミクロ経済学の用語を正確に理解する。
・ミクロ経済学の基礎理論を習得する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・ミクロ経済学の考え方を習得する。
・基本的な消費者行動と市場の働きを解説できる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
教科書に沿って、授業を進めていきます。
第1回~第5回 第1章 需要と供給(2.2節、2.3節、補論-日本語版は除く)
第6回~第10回 第3章 消費の決定(4節、補論B-日本語版は除く)
第11回~第13回 第6章 労働市場(1節のみ)
第14回~第15回 第7章 資本市場(1節のみ)
5クラスとも同じ授業内容です。進度は担当者によって若干異なります。授業時間外学習 / Expected work outside of class
①配布資料やノートだけでなく教科書もよく読み、授業の内容を翌週までに必ず復習すること。
②毎週「補習クラス」を設けています。授業で分からないところがある方は、補習クラスを利用して授業内容の理解に努めて下さい。補習クラスの日時と場所は関大LMSやインフォメーションシステム等で連絡します。
③ミクロ経済学の習得は読み書き・四則演算の学習と同じで、実際に手を動かして自分で図を描いたり、「練習問題」を解いてみないと身に付きません。授業内容に関する補充問題を提供しますので、自主学習に活用して下さい。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績で評価する。
原則、定期試験(100%)で評価します。
ただし、課題レポートを2回課しますので、これを平常点として成績評価に加味する場合があります。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・ミクロ経済学の用語や基礎理論を正しく理解できているかどうかを評価する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・ミクロ経済学の視点から基本的な消費者行動を解説できるかどうかを評価する。
- 教科書
Textbooks ジョセフ・E・スティグリッツ/カール・E・ウォルシュ(著)、藪下史郎ほか(訳) 『スティグリッツ ミクロ経済学(第4版)』 (東洋経済新報社)
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参考書
References ジョセフ・E・スティグリッツ/カール・E・ウォルシュ(著)、藪下史郎ほか(訳) 『スティグリッツ 入門経済学(第4版)』 (東洋経済新報社) (教科書より易しい)
伊藤元重(著) 『ミクロ経済学(第3版)』 (日本評論社) (教科書と同レベルだが説明はコンパクト)
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 授業中に指示します。
- 備考
Other Comments この科目は上位年次で開講される応用科目の基礎になります。ミクロ経済学をきちんと理解すれば、上位年次開講科目の単位取得が容易になります。できる限りわかり易い授業を心がけますので、しっかり学習して下さい。