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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
30737
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
国際政治経済学1
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
岡田 啓介
曜限
Day/Period
月4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

本授業では、経済学と政治学の学際的領域を対象とする政治経済学を講義する。ここでの政治経済学とは、経済学の考え方を応用して政治的行動や制度を分析する学問分野である。経済学では政府は望ましい政策を実行する主体であると想定されることが多いが、現実には常に望ましい政策を実行しているとは限らない。民主主義社会では、有権者、政党・政治家、官僚などのさまざまな政治的主体の行動が相互に関連しあった結果として政策が決められ、制度が選択される。同時に、政策や制度を前提として政治的主体は行動を決定する。また、非民主主義社会では民主主義社会とは異なるプロセスを経て政策が決定される。本授業ではこのような政治的意思決定過程を考慮した経済分析を学習する。

国際政治経済学1では「選挙と政治」「情報と政治」、国際政治経済学2では「世界と政治」に関する課題を取り上げる。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(経済学部)
1.知識・技能
  ① 国際化と情報化の進展する現代にあって、社会に生じる多様な問題を総合的に理解できる幅広い教養を有している。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  ①経済学に関する幅広い知識を活かして溢れる情報の中から真に必要な情報を取得する能力、グローバルな視野を持って時代を切り拓くための国際性を身に付けている。
3.主体的な態度
  自身の役割に責任を持ち、他者と協働しながら経済学を体系的に修得している。そして、経済が直面する課題を自ら発見し、その解決に向けて主体的に取り組み、社会に積極的に貢献しようと努力できる。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
・「選挙と政治」「情報と政治」に関するさまざまな課題について経済学的に理解できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・ゲーム理論を用いて政治経済学の問題を分析できる。
③主体的な態度の観点
・政治経済学的な課題についてその解決策を提示することができる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回:授業ガイダンス
第2回:投票行動
第3・4回:選挙競争
第5・6回:再分配政策
第7・8回:執政
第9・10回:議会
第11回:不完備情報ゲーム
第12回:政治家の資質
第13回:メディア
第14回:官僚
第15回:到達度の確認と解説

授業時間外学習 / Expected work outside of class

教科書の予習・復習を行うこと。事前に関大LMSにアップする授業資料も参考にしてください。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
到達度の確認(筆記による学力確認)(80%)、小テスト(20%)

履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
・基本的な概念を正しく理解できているかどうかを評価する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・ゲーム理論にもとづく計算問題を正しく解くことできるかどうかを評価する。
③主体的な態度の観点
・論述問題の客観性や考察の深さを評価する。

教科書
Textbooks

浅古泰史  『ゲーム理論で考える政治学-フォーマルモデル入門』  (有斐閣)  978-4-641-14928-1

参考書
References

北村周平  『民主主義の経済学-社会変革のための思考法』  (日経BP)  978-4-296-00134-7

フィードバックの方法
Feedback Method

小テストについてフィードバックを行う。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワー
・授業の前後に対応する。それ以外を希望する場合は、k_okada@kansai-u.ac.jpまで連絡してください。

備考
Other Comments

「国際政治経済学2」、「ゲーム理論1・2」を履修することが望ましい。