2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
30622
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
計量経済学入門2
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
水落 正明
曜限
Day/Period
月1
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

社会経済事象間の関係性について、データ分析によって明らかにします。例えば、都道府県レベルでは、失業率が上昇すると犯罪発生件数は増加するのか、個人レベルでは、配偶状態や労働時間は精神的健康や生活満足度にどのような影響を与えているか、などについて実際のデータを使った回帰分析によって明らかにします。計量経済学入門2では個票データを使用した回帰分析を学びます。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(経済学部)
1.知識・技能
  ① 国際化と情報化の進展する現代にあって、社会に生じる多様な問題を総合的に理解できる幅広い教養を有している。
  ② ①の問題の解決策を経済学の立場から提示できる、あるいはその内容について経済学の基本原理及び専門知識を活用し理解できる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  ①経済学に関する幅広い知識を活かして溢れる情報の中から真に必要な情報を取得する能力、グローバルな視野を持って時代を切り拓くための国際性を身に付けている。
3.主体的な態度
  自身の役割に責任を持ち、他者と協働しながら経済学を体系的に修得している。そして、経済が直面する課題を自ら発見し、その解決に向けて主体的に取り組み、社会に積極的に貢献しようと努力できる。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
・回帰分析の原理を理解でき、実際のデータを使って回帰分析ができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・回帰分析の結果を理解でき、分析の改善点を考察できる。
③主体的な態度の観点
・仮説に基づいて分析に必要なデータを取得し、適切な方法で分析することができる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  イントロダクションとRの応用操作
第2回  データの種類 個票・集計データ、量的・質的データ
第3回  個票データの扱い方1 調査票とデータの対応、欠損値処理
第4回  個票データの扱い方2 単純集計、グラフ、クロス表
第5回  個票データの記述分析1 独立性の検定
第6回  個票データの記述分析2 平均値の差の検定
第7回  個票データの記述分析3 多変量解析
第8回  量的従属変数の回帰分析1 データの加工と線形回帰
第9回  量的従属変数の回帰分析2 サブサンプルとダミー変数回帰
第10回  質的従属変数の回帰分析1 二項ロジットモデル
第11回  質的従属変数の回帰分析2 順序ロジットモデル
第12回  JGSSを使った回帰分析1 調査票の確認と仮説設定
第13回  JGSSを使った回帰分析2 データの加工と記述分析
第14回  JGSSを使った回帰分析3 推定と結果表の作成
第15回  まとめ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

テキストの各章にある練習問題に取り組み、授業内容について復習してください。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
平常試験(小テスト・レポート等)100%

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
・回帰分析の基本用語が正しく使えている(30%)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・回帰分析の結果を正しく理解・記述できている(40%)
③主体的な態度の観点
・適切なデータと手法に基づいて回帰分析ができている(30%)

教科書
Textbooks

畑農鋭矢・水落正明  『データ分析をマスターする12のレッスン  新版』  (有斐閣)  978-4-641-22205-2

参考書
References

白砂堤津耶  『例題で学ぶ  初歩からの計量経済学  第2版』  (日本評論社)  978-4-535-55497-9
山本勲  『実証分析のための計量経済学  正しい手法と結果の読み方』  (中央経済社)  978-4-502-16811-6

フィードバックの方法
Feedback Method

レポートについて授業で講評を行います。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

関大LMSの「メッセージ」機能で連絡してください。

備考
Other Comments

毎回、PCによる実習を行います。
計量経済学入門1を履修済みであることが望ましい。