- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/経
- 時間割コード
Course Code - 30665
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 社会保障論1
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 佐藤 雅代
- 曜限
Day/Period - 木3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
現代の先進国は、発達した社会保障制度をシステムとして内包することをその特徴としている。他方、経済の低成長化、急激な少子高齢化が進行している21世紀のわが国にあっては、社会保障制度の(特に、理念とその執行の)あり方が、財政、経済、税制にも大きな影響を及ぼしており、社会保障に対して、さまざまな利害や考え方を有する政治的、社会的集団から、社会保障の充実、改革、見直しが求められている。
この分野の政策研究は、経済、法律、政治各方面からなされているが、方法論については、いまだ確立していない部分が少なくない。この講義では、社会保障制度について経済学の側面から考えるとともに、日本の現状を概観し改革論議の背景・理念等を整理するものである。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(経済学部)
1.知識・技能
① 国際化と情報化の進展する現代にあって、社会に生じる多様な問題を総合的に理解できる幅広い教養を有している。
② ①の問題の解決策を経済学の立場から提示できる、あるいはその内容について経済学の基本原理及び専門知識を活用し理解できる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①経済学に関する幅広い知識を活かして溢れる情報の中から真に必要な情報を取得する能力、グローバルな視野を持って時代を切り拓くための国際性を身に付けている。
② いかなる状況の変化に対しても深い洞察力を持って問題解決に向け「考動」できる。
3.主体的な態度
自身の役割に責任を持ち、他者と協働しながら経済学を体系的に修得している。そして、経済が直面する課題を自ら発見し、その解決に向けて主体的に取り組み、社会に積極的に貢献しようと努力できる。
到達目標 / Course Objectives
わが国の社会保障制度の現状と改革に向けた課題を正確に理解するために、社会保障に関する基礎知識を修得することを、本講義の到達目標とする。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 オリエンテーション
第2回 社会保障の歴史的発展、理念の発達 -欧米における展開-
第3回 社会保障の歴史的発展、理念の発達 -日本における展開-
第4回 社会保障の考え方 -市場メカニズムと政府-
第5回 社会保障の考え方 -社会的厚生と所得再分配-
第6回 社会保障の考え方 -不確実性と効用、リスクシェアの考え方-
第7回 社会保障の考え方 -社会保険と社会扶助-
第8回 統計からみた社会保障 -データの所在-
第9回 統計からみた社会保障 -社会保障給付費-
第10回 社会保障の財政 -基本的な流れ、一般会計-
第11回 社会保障の財政 -特別会計-
第12回 社会保障の役割・課題 -経済的な役割・課題-
第13回 社会保障の役割・課題 -少子化や国際化の進展に伴う役割・課題-
第14回 社会保障の役割・課題 -所得格差と所得再分配-
第15回 まとめ
第16回
第17回
第18回
第19回
第20回
第21回
第22回
第23回
第24回
第25回
第26回
第27回
第28回
第29回
第30回授業時間外学習 / Expected work outside of class
* 講義を予定している範囲(制度)について、関係する情報(書籍やHP等)に目を通すことが望ましい。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
* 筆記試験(100点満点予定): 30点以上の獲得を条件とする。
* 平常成績(最大で30点予定): 小テスト[関大LMSで3回実施予定]の正答率 および 任意提出のレポート[1回予定] で評価する。
履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
単位取得には60点以上の獲得が必要である。
※ 筆記試験で50点以上の点数を獲得した場合は、小テストあるいは任意提出のレポートによる平常成績を、最大10点分まで加点する。
※ 筆記試験で30点以上50点未満の点数を獲得した場合は、小テストあるいは任意提出のレポートによる平常成績での点数を、筆記試験と合計して60点になるまで加点する。
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References 一圓光彌 編著 『社会保障論概説』 (誠信書房)
椋野美智子・田中耕太郎 著 『はじめての社会保障 -福祉を学ぶ人へ』 (有斐閣アルマ)
石田成則・山本克也 編著 『社会保障論』 MINERVAスタートアップ経済学⑨ (ミネルヴァ書房)
* 最新版を参考にすること。
* 必要に応じて、文献を適宜紹介する。
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact * 関大LMSのメッセージで、随時、問い合わせに応じる。
- 備考
Other Comments * より一層深い知識を得ることを希望するのであれば、積極的に様々な情報にアクセスすることをすすめる。
* 社会保障制度改革の進展 などの現実の動向によっては、講義計画を変更することもある。