- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 経
- 時間割コード
Course Code - 30633
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 公共経済学1
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 橋本 恭之
- 曜限
Day/Period - 火3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
この講義では、政府の経済学としての公共経済学を学ぶ。公共経済学は従来財政学が取り扱ってきた領域を経済学の手法を用いて分析しようとするものであり、ミクロ経済学の応用経済学としての性格が強い。したがって、講義おいては、ミクロ経済学、経済数学、財政学の基礎的な知識を必要とする。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(経済学部)
1.知識・技能
① 国際化と情報化の進展する現代にあって、社会に生じる多様な問題を総合的に理解できる幅広い教養を有している。
② ①の問題の解決策を経済学の立場から提示できる、あるいはその内容について経済学の基本原理及び専門知識を活用し理解できる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①経済学に関する幅広い知識を活かして溢れる情報の中から真に必要な情報を取得する能力、グローバルな視野を持って時代を切り拓くための国際性を身に付けている。
② いかなる状況の変化に対しても深い洞察力を持って問題解決に向け「考動」できる。
3.主体的な態度
自身の役割に責任を持ち、他者と協働しながら経済学を体系的に修得している。そして、経済が直面する課題を自ら発見し、その解決に向けて主体的に取り組み、社会に積極的に貢献しようと努力できる。
到達目標 / Course Objectives
公共経済学の基礎知識を習得すること。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 補論 経済数学入門
第2回から第4回 補論 超入門ミクロ経済学(生産者の理論)
第5回から第14回第1章 政府活動の必要性
競争市場の効率性 厚生経済学の2つの基本定理 独占 公共財 外部性 市場の不完全性
第2章 公共財の最適供給
公共財の定義 公共財の私的供給による非効率性 私的財の公的な供給 公共財の最適供給
第3章 公共選択
中位投票者 投票のパラドックス 単峰型選好と多数決投票均衡の存在 アローの不可能性定理 リンダール均衡
第4章 公的企業の役割
自然独占 限界費用価格形成原理 公共部門の非効率性 X非効率性
第5章 外部性
外部性の結果 コースの定理 私的解決の失敗 ピグー的租税補助金政策
第15回 授業の総括と講義内試験授業時間外学習 / Expected work outside of class
教科書での自習を求める。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)で評価する。
到達度の確認100%。
ただし受講人数により定期試験(筆記試験)の成績での評価に切り替えることもある。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
筆記テスト60点以上。
- 教科書
Textbooks 橋本恭之 『入門財政(第4版)』 税務経理協会
-
参考書
References
- フィードバックの方法
Feedback Method 関大LMSに練習問題を設置し、受講生が授業の理解度を自分で確認できるようにする。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSのメールないし以下のメールアドレスにて質問を受け付ける
e-mail hkyoji@kansai-u.ac.jp
- 備考
Other Comments 偏微分を理解できないものは、単位取得が著しく困難である。
毎週の継続的出席ができないもの(4回生)の単位取得にも困難が予想される。