2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
文/経
時間割コード
Course Code
30692
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
計量経済学2
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
片山 直也
曜限
Day/Period
月4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

計量経済学とは、様々な経済事象を経済理論にもとづきモデルを仮定し、モデルをデータから推定し、推定したモデルより新たな予測や判断を求める学問である。

この講義では、重回帰モデルを実際の経済データの分析を行う上で生じるであろう困難とその対処法を学びます。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(経済学部)
1.知識・技能
  ① 国際化と情報化の進展する現代にあって、社会に生じる多様な問題を総合的に理解できる幅広い教養を有している。
  ② ①の問題の解決策を経済学の立場から提示できる、あるいはその内容について経済学の基本原理及び専門知識を活用し理解できる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  ①経済学に関する幅広い知識を活かして溢れる情報の中から真に必要な情報を取得する能力、グローバルな視野を持って時代を切り拓くための国際性を身に付けている。
  ② いかなる状況の変化に対しても深い洞察力を持って問題解決に向け「考動」できる。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
経済データの分析を通して、社会に生じる多様な問題の解決策を経済学の立場から提示できる、あるいはその内容について経済学の基本原理および専門知識を活用し理解できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
経済学に関する幅広い知識を活かして溢れる情報の中から真に必要な情報を取得する能力を身につける
③主体的な態度の観点
自らデータを分析することで、経済が直面する課題を自ら発見し、その解決に向けて主体的に取り組み、社会に積極的に貢献しようと努力できる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回 ガイダンス・重回帰分析の復習
第2回 重回帰モデルの復習・BLUE・ダミー変数
第3回 数量化理論1類
第4・5回 CAPM・トレンドの推定と除去・自己回帰モデル・系列相関の検定
第7・8回    正規分布とt分布の復習・回帰直線の検定と区間推定 
第9回 重回帰モデルの統計的推測・F検定
第10,11回   F検定の応用・平均と傾きの異なるモデル・構造変化の検定
第12回 多重共線性とその対処法
第13回  不均一分散とその対処法
第14・15回 欠落変数のバイアス・コントロール変数・質問日

授業時間外学習 / Expected work outside of class

●講義は数学の基礎知識として経済ツール入門、データ分析の基礎知識として経済学WS2の知識を前提としてます。なるべく復習にも協力しますが、できる限り自分で復習してください。
●計量経済学1の履修者を意識した授業と構成です。両講義を受講することを推奨します。
●レポート課題が単位認定となりますので、必ず提出してください。およそ4~5回あります。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
レポート100%(PCの演習以外の手計算のレポート問題は主に教科書の問題から出します)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

●  手計算の演習を主に課題で提出してもらいます。
●  レポートの合計で評価を出す(レポートは5回程度の予定)
●  課題は経済データをなるべく使う
①知識・技能の観点(統計学・計量経済学の知識・Rの理解)
②③思考力・判断力・表現力・主体性等の能力の観点(レポート作成)

教科書
Textbooks

刈屋  武昭、勝浦  正樹  プログレッシブ  統計学(第2版)  東洋経済新報社    

統計学1,2、計量経済学1と同じ教科書を用いる(13,14章の内容とそのフィードバック)。教科書にない内容はWORDの資料配布で対応する。

参考書
References

フィードバックの方法
Feedback Method

毎回講義の冒頭に前回の講義の復習と、レポートの解説をいたします。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

メールや関大LMSの個人伝言でアポイントメントをとっていらしてください。
katayama@kansai-u.ac.jp
研究室は、経商研究室棟106号室

備考
Other Comments

●  講義の後半は演習時間となり、TAと教員でレポートなどの質問に答える
●  参考資料を講義中に配布する 
●  教科書の内容や進度状況に応じて内容の進路変更がありうる
●  計量経済学1と計量経済学2のセット履修を推奨する
●  Rの参考URL:RjpWiki  http://www.okada.jp.org/RWiki/