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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
30483
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
経済ツール入門
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
A 1
担任者名
Instructor
中川 竜一
曜限
Day/Period
月1
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

この講義は新入生を対象とし、これから大学で経済学を学んでいくうえで必要な最小限の数学知識を身につけ、それら数学知識が経済学にどのように活用されるのか認識してもらうことを目標とする。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(経済学部)
1.知識・技能
  ① 国際化と情報化の進展する現代にあって、社会に生じる多様な問題を総合的に理解できる幅広い教養を有している。
  ② ①の問題の解決策を経済学の立場から提示できる、あるいはその内容について経済学の基本原理及び専門知識を活用し理解できる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  ①経済学に関する幅広い知識を活かして溢れる情報の中から真に必要な情報を取得する能力、グローバルな視野を持って時代を切り拓くための国際性を身に付けている。
  ② いかなる状況の変化に対しても深い洞察力を持って問題解決に向け「考動」できる。
3.主体的な態度
  自身の役割に責任を持ち、他者と協働しながら経済学を体系的に修得している。そして、経済が直面する課題を自ら発見し、その解決に向けて主体的に取り組み、社会に積極的に貢献しようと努力できる。

到達目標 / Course Objectives

以下の2つを目標とする。
(1)経済学を学ぶ上で最小限の数学知識を身につけること。
(2)(1)の数学知識が経済学でどのように活用されているかを知ること。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

この科目では、4月2日に経済ツールクラス分けテストを行なう。その結果にもとづき、新入生は『経済ツール入門』5クラスに分属される。

なお、各人の配属クラス・講義曜限および講義教室の周知はクラス分けテスト後に行なうので、掲示に注意しておくこと。以下は上記5クラスのうちA1・A2組の授業計画である。

第1回:経済ツールクラス分けテスト(4月2日に実施・4月8日は振替休講)

第2回:一次関数と二次関数(教科書  第2章から第4章)
    応用例:生産関数・貯蓄関数・投資関数・予算制約式・需給曲線・利潤最大化

第3,4回:指数関数と対数関数(教科書  第5章と6章)
    応用例:複利・経済成長率・72の法則

第5回:数列(教科書  第7章)
    応用例:乗数効果・株の配当

第6-9回:微分(教科書  第8章から11章)
    応用例:平均変化率・利潤最大化・弾力性

第10,11回:ラグランジュの未定乗数法(教科書  第11章)
    応用例:無差別曲線

第12,13回:統計(教科書  第12章)
    応用例:平均成長率

第14,15回:確率(教科書  第13章)
    応用例:リスク(標準偏差)・リターン(期待収益率)

* 講義計画は、実際の進捗状況によって若干のずれを生じることがある。 

授業時間外学習 / Expected work outside of class

・授業資料、教科書、ノートを読み返し、授業内容の理解に努めるよう復習をすること。 
・講義で十分に理解できなかった課題に関して、次の授業までに解けるように復習しておくこと。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績で評価する。
原則として定期試験(100%)で評価する。
ただし、課題(後述)を成績に加味する場合もある。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

評価基準は以下の通りである。
(1)授業で学んだ数学知識を使って、問題が解けるかどうか。
(2)経済学における数学の活用事例を理解できているかどうか。

教科書
Textbooks

西森  晃  『これから経済学をまなぶ人のための数学基礎レッスン』  (日本経済評論社)  

参考書
References

  佐々木  宏夫  『経済数学入門―経済学入門シリーズ』  (日本経済新聞社)  

フィードバックの方法
Feedback Method

課題レポートの提出を3〜4回ほど要求する。課題レポートに出された問題の解き方については、レポート締切後、必要に応じて授業中に解説する。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

講義に関する質問については、下記のいずれかで対応する。
詳しくは担当者に確認すること。

・授業前後の休憩時間
・関大LMS(メッセージなど)
・その他

備考
Other Comments

1.授業中は静かに!私語や携帯電話を注意された場合は減点20とする。 
2.課題レポートの問題は定期試験の問題に類似して出題されるので自力で解答すること。