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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
30699
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
流通経済論1
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
佐々木 保幸
曜限
Day/Period
金4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

本講義では現代流通のメカニズムを理解するために、流通経済の基礎理論、小売商業の歴史と現状、流通政策の3つの側面から講義する。とりわけ、現代流通では、流通政策の果たす役割が大きく、流通政策の概念や体系、実際の展開について詳しく取り扱う。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(経済学部)
1.知識・技能
  ① 国際化と情報化の進展する現代にあって、社会に生じる多様な問題を総合的に理解できる幅広い教養を有している。
  ② ①の問題の解決策を経済学の立場から提示できる、あるいはその内容について経済学の基本原理及び専門知識を活用し理解できる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  ①経済学に関する幅広い知識を活かして溢れる情報の中から真に必要な情報を取得する能力、グローバルな視野を持って時代を切り拓くための国際性を身に付けている。
  ② いかなる状況の変化に対しても深い洞察力を持って問題解決に向け「考動」できる。
3.主体的な態度
  自身の役割に責任を持ち、他者と協働しながら経済学を体系的に修得している。そして、経済が直面する課題を自ら発見し、その解決に向けて主体的に取り組み、社会に積極的に貢献しようと努力できる。

到達目標 / Course Objectives

1.知識・技能
流通経済に関する基礎理論や歴史、現状を理解する。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
流通経済の史的展開、現状の背景について考え、政策提言にも言及する。
3.主体的な態度
提示された課題に対して積極的に取り組む。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回:オリエンテーション、講義の概要説明、成績評価の確認など 
 講義の内容や進め方、現代経済における流通経済研究の意義を説明する。 
第2回:流通の概念と歴史的発展 
 流通および商業の概念を解説し、流通の歴史的発展について概観する。 
第3回:現代流通の特質 
 資本主義の独占段階における流通機構の特質について説明する。 
第4回:流通政策の概念と歴史的必然性 
 公共政策としての流通政策の意義を説明し、流通政策の概念やその必要性を解説する。 
第5回:流通政策の目的と体系 
 流通政策の目的および全体系を明らかにし、経済政策や社会政策との関連を説明する。 
第6回:小売商業調整政策の概念 
 小売商業調整政策の意義を説明し、その概念について解説する。 
第7回:戦前の流通機構
 戦前日本の流通機構の特質について説明する。 
第8回:百貨店の成立 
 百貨店の特質やその成立について説明する。 
第9回:百貨店の発展① 
 戦前日本における百貨店の発展についてビジュアル的に解説する。 
第10回:百貨店の発展② 
 戦前日本における百貨店の発展について説明する。 
第11回:  第1次百貨店法の成立 
 戦前の百貨店法について説明する。 
第12回:戦後復興期の百貨店 
 戦後復興期の百貨店の発展について説明する。 
第13回:第2次百貨店法の成立 
 戦前の百貨店法の廃止、戦後の百貨店法の再制定について説明する。 
第14回:小売商業の近代化
 高度成長期における小売商業の近代化政策について説明する。 
第15回:授業のまとめ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

課題レポートの提出を複数回設定する。
また、日頃から、流通に関する現実のニュースに触れてください。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績で評価する。
定期試験(100%)
課題レポートを複数回設定し、成績評価に加点します。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

1.知識・技能
流通経済に関する基礎理論や歴史、現状を理解している。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
流通経済の史的展開、現状の背景について考え、政策提言にも言及できる。
3.主体的な態度
提示された課題に対して積極的に取り組んでいる。

教科書
Textbooks

岩永忠康・西島博樹編著  『現代流通政策』  (五絃舎)  978-4-86434-120-2

参考書
References

適宜指示する。  

フィードバックの方法
Feedback Method

メールや関大LMSを通じて伝える。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワー
授業時間前後に対応する。
メールアドレス
ysasaki@kansai-u.ac.jp

備考
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