- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/文/経/社/政策
- 時間割コード
Course Code - 30682
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 西洋経済史2
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 熊谷 幸久
- 曜限
Day/Period - 月3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
欧米諸国の経済の発展と世界への拡張を抜きにして、現在の国際経済を語ることは出来ません。特に、18世紀から19世紀にかけてのイギリスをはじめとする欧米諸国の産業の近代化は、経済発展のための重要なヒントとして、長い間、経済史学者たちの研究テーマとなってきました。この授業では、西洋経済史1と合わせて履修することで、中世から現代にいたるまでの欧米諸国において、経済と社会がどのように発展していったのかについて理解します。それと共に、現在の世界に、ヨーロッパ諸国やアメリカ合衆国のような富める地域と多くのアフリカの国々のような貧しい地域が、なぜ存在することになったのかについても考えます。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(経済学部)
1.知識・技能
① 国際化と情報化の進展する現代にあって、社会に生じる多様な問題を総合的に理解できる幅広い教養を有している。
② ①の問題の解決策を経済学の立場から提示できる、あるいはその内容について経済学の基本原理及び専門知識を活用し理解できる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①経済学に関する幅広い知識を活かして溢れる情報の中から真に必要な情報を取得する能力、グローバルな視野を持って時代を切り拓くための国際性を身に付けている。
② いかなる状況の変化に対しても深い洞察力を持って問題解決に向け「考動」できる。
到達目標 / Course Objectives
・欧米諸国の経済がどのように発展し、現在の国際社会・経済の形成にどのような影響を与えたのかを理解できる。
・現在の世界には、なぜ富める地域と貧しい地域が存在しているのかを理解できる。
・現在の出来事を過去の類似した出来事と比較しながら考えることができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 イントロダクション‐「西洋経済史2」の授業で何を学ぶのか
第2回 イギリスの産業革命期にはどのような技術革新があったのか(1)‐綿工業
第3回 イギリスの産業革命期にはどのような技術革新があったのか(2)‐製鉄業と蒸気機関
第4回 産業革命期のイギリスに関してどのような議論があるのか(1)‐資本調達と生活水準
第5回 産業革命期のイギリスに関してどのような議論があるのか(2)‐イギリス産業革命は本当に革命的だったのか
第6回 大陸ヨーロッパにおける工業化はどのように進展したのか(1)‐ベルギーとフランス
第7回 大陸ヨーロッパにおける工業化はどのように進展したのか(2)‐ドイツ
第8回 これまでの授業内容の振り返り(1)
第9回 「パクス・ブリタニカ」とは何なのか
第10回 アメリカ合衆国の工業化にはどのような特徴があったのか
第11回 大量生産・大量消費社会はどのように成立したのか
第12回 第1次世界大戦は国際社会と経済にどのようなインパクトを与えたのか
第13回 1930年代の世界恐慌は、欧米諸国にどのような影響をもたらし、それに対してどのような対策がとられたのか
第14回 第2次世界大戦後、アメリカを中心とする国際社会と経済はどのように発展したのか
第15回 これまでの授業内容の振り返り(2)授業時間外学習 / Expected work outside of class
配布プリントや参考書などを利用しながら、授業で分らなかった箇所について復習を行ってください。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績で評価する。
定期試験(100%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
・西洋経済史に関する基礎的な概念や用語の定義・内容を理解しているか。
・歴史上の出来事を正しく説明できるか。
- 教科書
Textbooks
教科書は特に指定しません。授業中にプリントを配布します。(それぞれのプリントは基本的に一度しか配布しません。)
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参考書
References 奥西孝至・ばん澤歩・堀田隆司・山本千映著 『西洋経済史』 (有斐閣アルマ) 978-4641124042
加勢田博編 『概説西洋経済史』 (昭和堂) 978-4812296097
北川勝彦・北原聡・西村雄志・熊谷幸久・柏原宏紀編 『概説世界経済史』 (昭和堂) 978-4812216286
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 質問・相談がある人は、事前に関大LMSのメッセージ機能を利用してアポイントメントを取ってください。また、アポイントメント無しで、私の研究室に直接来た場合でも、可能な限り対応します。
- 備考
Other Comments 当然の事ですが、私語や携帯電話など、授業の進行を妨げる行為は厳禁です。私語が聞こえる場合は、静かになるまで授業を中断します。