- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 経
- 時間割コード
Course Code - 30701
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 地域経済論1
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 榊原 雄一郎
- 曜限
Day/Period - 火4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
経済のグローバル化が進む中で、いま「地域」は様々な観点から関心を呼び、注目を集めている。たとえば、アメリカ・シリコンバレーに見られるように、経済のグローバル化が進むと経済活動の「場」としての地域の重要性はますます高くなってきている。地域経済論は、こうした地域の経済を把握し、分析するための学問である。
地域経済論1は、地域経済論の基礎理論を学ぶ講義として、地域経済を形作る企業の立地(産業立地)について、主に理論面から解説する。 ここでは主に「距離」「集積」などの主要概念を中心に、現実世界の空間編成がどのようになっているのかを勉強する。
★本講義の達成目標
①地域経済に関する基本的な理論、概念が理解できる
②学んだ理論・概念と現実の地域経済のあり方を結び付けて理解することができる学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(経済学部)
1.知識・技能
① 国際化と情報化の進展する現代にあって、社会に生じる多様な問題を総合的に理解できる幅広い教養を有している。
② ①の問題の解決策を経済学の立場から提示できる、あるいはその内容について経済学の基本原理及び専門知識を活用し理解できる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①経済学に関する幅広い知識を活かして溢れる情報の中から真に必要な情報を取得する能力、グローバルな視野を持って時代を切り拓くための国際性を身に付けている。
② いかなる状況の変化に対しても深い洞察力を持って問題解決に向け「考動」できる。
3.主体的な態度
自身の役割に責任を持ち、他者と協働しながら経済学を体系的に修得している。そして、経済が直面する課題を自ら発見し、その解決に向けて主体的に取り組み、社会に積極的に貢献しようと努力できる。
到達目標 / Course Objectives
・地域経済論の理論の基礎が「空間」「距離」をキーワードに理解できるようになる。
・地域経済論の学問的関心の変化が理解できる
・産業集積の持つ意味が理解できる
・上記を通じて、現実世界の空間編成および地域経済を理解できるようになる授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1. ガイダンス
2. 地域経済論と経済学
3. 距離の摩擦と経済活動
4. 中心地理論
5. 農業生産の空間編成
6. 都市内部の土地利用と都市間の関係
7. 事例研究 トヨタと地域経済
8. 工業立地の理論
9. 生産要素の空間的差異
10. 規模の経済と地域経済
11. 産業集積
12. 大企業の組織と立地
13. 大企業の立地変化
14. サービス業の立地
15. まとめ
※回はあくまでも目安なので講義の進捗状況によってかわる可能性がある。授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業の資料をしっかり見直し復習をすること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績で評価する。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
集中して授業を聞いていれば60点は難しくないレベルに設定している。評価基準は以下の通りである。
①知識・技能の観点
地域経済についての基本的な知識を有しているか。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
①の知識を活かし、地域がどのような問題を抱えているのかを理解しそれに対してその解決方法を考えることができるか。
③主体的な態度の観点
複数回の小テストおよび任意の課題。
- 教科書
Textbooks 特に指定しない
-
参考書
References ディッケン&ロイド著、伊藤喜栄監訳 『改訂版 立地と空間-経済地理学の基礎理論-(上・下)』 古今書院
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 授業の終了後に直接聞きに来てください。またメール、もしくは関大LMSでも随時受け付けます。
- 備考
Other Comments ・その他;義務ではないが地域経済論2をあわせて履修することが望ましい。