- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 経
- 時間割コード
Course Code - 30628
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 金融経済論2
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 中川 竜一
- 曜限
Day/Period - 月2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
金融経済論2では、金融取引に関する基礎的な知識を講義する。金融論は、お金にまつわる様々な問題を解決するときに役立つ。たとえば、「銀行にお金を預けるなら普通預金にすべきか定期預金にすべきか」、「自動車は購入すべきかレンタルすべきか」などである。より経済学的な問題としては、「金利が上昇すると企業や家計の行動はどのように変化するか」、「日銀が金利を引き上げるとなぜ株価は下落するのか」、「企業が株式を発行するとどんな行動を取り始めるのか」などである。
この講義では、現実の金融現象を理解する方法を解説する。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(経済学部)
1.知識・技能
② ①の問題の解決策を経済学の立場から提示できる、あるいはその内容について経済学の基本原理及び専門知識を活用し理解できる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
② いかなる状況の変化に対しても深い洞察力を持って問題解決に向け「考動」できる。
3.主体的な態度
自身の役割に責任を持ち、他者と協働しながら経済学を体系的に修得している。そして、経済が直面する課題を自ら発見し、その解決に向けて主体的に取り組み、社会に積極的に貢献しようと努力できる。
到達目標 / Course Objectives
お金にまつわる様々な問題を解決する方法を習得することを目標とする。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回: 講義説明、研究発表(金融の知識はどのように役立つのか?)
第2回~第5回: CAPM (リスク資産の価格はどのように決まるか?)
第6回~第7回: 利子率の期間構造 (利子率はどのように決まるのか?)
第8回~第10回: 企業金融 (企業はどのようにして資金を調達するのか?)
第11回~第14回: 金融機関 (なぜ金融機関は存在するのか?)
第15回: 復習
<春学期:「金融経済論1」の内容>
第1回: 講義説明
第2回~第3回: 数学的な基礎知識 (講義ではどんな数学が必要か?)
第4回~第5回: 金融の役割 (なぜ人々は貸し借りするのか?)
第6回~第7回: 資産の価値 (なぜ資産は価値を持つのか?)
第8回~第9回: 貨幣の機能 (なぜ人々は貨幣を欲するのか?)
第10回~第14回: 資産選択理論 (人々はどんな資産を保有するのか?)
第15回: 復習授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業の前日に、前の講義の資料を軽く見直すこと。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
定期試験(90%)、平常点(10%)。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
平常点は、受講生の受講態度、受験態度を見て採点する。また、予備問題への解答などによって追加点を与える場合がある。
- 教科書
Textbooks
講義資料の入手方法は、逐次、関大LMSを通じて履修者に通知される。通知されたら、履修者は関大LMSからダウンロードして、講義に持参すること。
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参考書
References 石野雄一 『増補改訂版 道具としてのファイナンス』 (日本実業出版社、2022年)。
石野雄一 『ざっくり分かるファイナンス』 (光文社、2007年)。
砂川伸幸・川北英隆・杉浦秀徳 『日本企業のコーポレートファイナンス』 (日本経済新聞出版社、2008年)。
ボディ=マートン 『現代ファイナンス論:改訂版』 (ピアソンエデュケーション、2001年)。
ブリーリー=マイヤーズ 『コーポレートファイナンス第6版上下』 (日経BP社、2002年)。
- フィードバックの方法
Feedback Method 講義中に問題・模範解答を提示するだけでなく、受講者が自分で解く予備問題を提示する。自分で解いた受講者には、その解答を質疑応答の時間にチェックし、アドバイスを与える。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 講義終了時に直接、問い合わせすること。
オフィスアワー:月曜日6限目
- 備考
Other Comments 本講義を履修する場合、春学期の「金融経済論1」を同時に履修することを薦める。本講義で金融に興味をもった学生は、秋学期のゼミ募集で「経済学演習1」(中川ゼミ)に応募することを薦める。金融経済論を体系的に学習することができる。
その他の情報は、逐次、関大LMSを通じて通知される。