- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 経
- 時間割コード
Course Code - 30623
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - ゲーム理論1
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 藤中 裕二
- 曜限
Day/Period - 金1
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
あなたはあるコンビニのオーナーで、A町とB町のいずれかに新規出店を検討している。同様にライバルのコンビニも二つの町のいずれかに出店を検討している。あなたはどちらの町に出店する方がいいだろうか。
ここで、あなたの店の利益は自分の出店先だけでなく、ライバル店の出店先にも影響を受ける。このように自分の利益が自分の行動だけでなく、他人の行動によっても決まる状況を「戦略的状況」と呼ぶ。
戦略的状況の例としては、家を購入するときの不動業者との交渉、インターネットオークション、上司が部下をまじめに働かせる方法を考える状況などがある。もっと身近な例としては、じゃんけんやサッカーのPKも戦略的状況である。
ゲーム理論はこのような戦略的状況において、人々が相手の行動を読みながらどう行動するのか、またそれらの行動の結果がどうなるのかを分析する学問である。戦略的状況は多くの社会・経済現象で見られ、ゲーム理論はそれらを分析するために有用である。
この講義は基礎的なゲーム理論の内容を学ぶ。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(経済学部)
1.知識・技能
① 国際化と情報化の進展する現代にあって、社会に生じる多様な問題を総合的に理解できる幅広い教養を有している。
② ①の問題の解決策を経済学の立場から提示できる、あるいはその内容について経済学の基本原理及び専門知識を活用し理解できる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①経済学に関する幅広い知識を活かして溢れる情報の中から真に必要な情報を取得する能力、グローバルな視野を持って時代を切り拓くための国際性を身に付けている。
3.主体的な態度
自身の役割に責任を持ち、他者と協働しながら経済学を体系的に修得している。そして、経済が直面する課題を自ら発見し、その解決に向けて主体的に取り組み、社会に積極的に貢献しようと努力できる。
到達目標 / Course Objectives
① 知識・技能の観点
ゲーム理論の用語を正確に理解し説明できる。
② 思考力・判断力・表現力等の能力の観点
ゲームの状況を理解し、その状況を図表などを用いて説明できる。
③主体的な態度の観点
ゲームを自ら解き、その結果をゲーム理論にもとづいて説明できる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 イントロダクション
第2回~第4回 戦略形ゲーム:利得行列・ゲームの解・支配戦略・最適反応戦略・ナッシュ均衡
第5回~第9回 展開形ゲーム:ゲームの木・後向き帰納法・部分ゲーム完全均衡
第10回~第12回 戦略形ゲーム:混合戦略、混合戦略のナッシュ均衡
第13回~第14回 協力ゲーム:コア、シャプレイ値
第15回 まとめ
講義資料にしたがい授業を行う。
講義資料は関大LMSで配布する。
ただし、受講生の理解度に応じて内容・進度を調整する場合がある。授業時間外学習 / Expected work outside of class
予習は前提としないが、教科書や講義資料を見直し、復習を行うこと。
講義中で提示される演習問題に取り組むこと。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績で評価する。
定期試験(100%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
① 知識・技能の観点
ゲーム理論の用語を正確に理解し説明できるか。
② 思考力・判断力・表現力等の能力の観点
ゲームの状況を理解し、その状況を図表などを用いて説明できるか。
③主体的な態度の観点
ゲームを自ら解き、その結果をゲーム理論にもとづいて説明できるか。
- 教科書
Textbooks 渡辺 隆裕 ゼミナール ゲーム理論入門 日本経済新聞社出版 978-4-532-13346-7
各回の内容が教科書のどの箇所と対応するかは授業中に説明する。
教科書のすべての内容を、授業で説明するわけではありません。
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参考書
References 渡辺 隆裕 一歩ずつ学ぶゲーム理論 裳華房 978-4-7853-1593-1
浅古 泰史・図斎 大・森谷 文利 活かすゲーム理論 有斐閣 978-4-641-20005-7
岡田 章 ゲーム理論・入門 有斐閣 978-4-641-22028-7
岡田 章・加茂 知幸・三上 和彦・宮川 敏治 ゲーム理論ワークブック 有斐閣 978-4-641-16463-5
- フィードバックの方法
Feedback Method 演習問題の解説を授業中に行う。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSのメッセージ機能を利用するか、または講義資料に記載されているメールアドレスにメールをください。
- 備考
Other Comments 「ゲーム理論2」も合わせて履修することが望ましい。
(履修者数制限について)
本科目については多くの履修者数が見込まれるため、履修登録期間の所定の期間において履修者数が所定の人数を超えた場合は、履修者数の制限を行います。なお、履修制限を行った場合、履修変更期間において本科目を追加で履修登録することはできません。