- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 経
- 時間割コード
Course Code - 30597
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 統計学2
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 1
- 担任者名
Instructor - 松尾 精彦
- 曜限
Day/Period - 金2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
春学期開講の統計学1では、データが与えられたものとして、そのデータをどのようにまとめてゆくかを学んだ。これらは通常記述統計学と呼ばれ、データがどのように生まれてきたのかについての議論はしてこなかった。
秋学期は、推測統計学を学ぶ。つまり、確率を伴ってデータが得られるメカニズムを表す確率変数という概念を紹介し、その性質や取扱い方について学ぶ。記述統計学の場合と同様に、確率変数の平均・分散・標準偏差の扱いについて学ぶ。その上で、大数の法則と中心極限定理(確率論の二大定理)を学び、パラメータ(母数)についての統計的推測(推定、検定)、具体的には母平均区間推定そして母平均の検定について学ぶ。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(経済学部)
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①経済学に関する幅広い知識を活かして溢れる情報の中から真に必要な情報を取得する能力、グローバルな視野を持って時代を切り拓くための国際性を身に付けている。
3.主体的な態度
自身の役割に責任を持ち、他者と協働しながら経済学を体系的に修得している。そして、経済が直面する課題を自ら発見し、その解決に向けて主体的に取り組み、社会に積極的に貢献しようと努力できる。
到達目標 / Course Objectives
①確率変数(ランダム)という概念を理解する
②確率変数の平均・分散・標準偏差の性質と扱い方を理解する
③大数の法則と中心極限定理を学び、統計的推測(推定、検定)理解する授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・教員による資料等を用いた説明や、プリントを配布し手計算を行う。このことはエクセルでの操作の理解を助ける。
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス:統計的推測がなぜ必要か
第2回 確率の基本と確率分布(7章)
第3回 確率変数とは何か(7章)
第4回 2変量の確率変数の平均と分散と共分散(7章)
第5回 ベイズの定理
第6回 離散的確率変数:2項分布の導入(8章)
第7回 順列組合わせと2項分布の性質(8章)
第8回 連続的確率変数:正規分布の導入(9章)
第9回 正規分布の確率計算法(9章)
第10回 iid 確率変数列の平均の標本分布(10章)
第11回 母平均の区間推定(11章)
第12回 母平均の区間推定(11章)
第13回 母平均の両側検定(12章)
第14回 母平均の両側検定(12)章
第15回 講義のまとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
講義で行った計算をエクセルを用いて再現すること
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
定期試験(100%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
各回で取り上げた基本的な問題や概念について、正しく理解できているかどうかを評価する。
- 教科書
Textbooks
教科書は特に指定しない。強いて挙げれば参考書にある『統計学:プログレッシブ経済学シリーズ』である。この講義は、このテキストを最も参考にしている。講義内容を深く詳しく学びたい人には、購入を強く薦める。
-
参考書
References 刈屋武昭、勝浦正樹 『統計学:プログレッシブ経済学シリーズ』第2版 (東洋経済新報社) 978-4-492-81299-0
稲垣宣生、山根芳知、吉田光雄 『統計学入門』 (裳華房) 978-4-7853-1075-2
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 講義への質問は、メールでは、
amatsuo@kansai-u.ac.jp
オフィスアワーは、
金曜日第3時限、経商研究棟402号室
- 備考
Other Comments コンピュータ(特に表計算ソフトウェア)の操作に親しむことが望ましい。授業についての情報は関大LMSで公開する。