- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 経
- 時間割コード
Course Code - 30732
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - アジア・太平洋経済論2
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 北波 道子
- 曜限
Day/Period - 火5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本講義では東西冷戦期からグローバル化が進行する現在のアジア太平洋地域における経済発展とそれに伴う国際分業及び国際情勢の変化を題材に、現実の経済社会を動かす様々な力学について考える。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(経済学部)
1.知識・技能
① 国際化と情報化の進展する現代にあって、社会に生じる多様な問題を総合的に理解できる幅広い教養を有している。
② ①の問題の解決策を経済学の立場から提示できる、あるいはその内容について経済学の基本原理及び専門知識を活用し理解できる。
2.思考力・判断力・表現力等の能力
①経済学に関する幅広い知識を活かして溢れる情報の中から真に必要な情報を取得する能力、グローバルな視野を持って時代を切り拓くための国際性を身に付けている。
② いかなる状況の変化に対しても深い洞察力を持って問題解決に向け「考動」できる。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
アジア太平洋地域の地理的経済的関係性を把握する。
一般的な経済データやそのグラフなどの示すことを読み取ることができるようになる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
自身の暮らしや感覚と、一般にメディアや教科書などで語られていることの関係性および誤差をよみ取り、情報の取捨選択による状況判断ができるような思考力を身につける。
現実の事象を時系列な因果関係でとらえる力を身につける。
③主体的な態度の観点
題材となるアジア太平洋地域のニュースや実際の経済活動に関心を持ち、関連の話題を連結して論じることができるようになる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 イントロダクション
第2回 技術・制度・経済発展の概観
第3回 東西冷戦とパックスアメリカーナの始まり
第4回 アメリカの経済援助とアジア
第5回 戦後台湾のスタート地点を確認する
第6回 1950年代の台湾経済
第7回 発展戦略の転換:輸出指向工業化へ
第8回 産業高度化への道
第9回 アジアモデルと雁行形態発展論
第10回 中国の改革開放と中台関係
第11回 中台関係から見る1990年代のアジア経済
第12回 太平洋を挟んだ経済の一体化
第13回 グローバル・バリュー・チェーンと華南経済圏
第14回 キャッチアップを超えて~イノベーションとこれからのアジア
第15回 総復習授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業中に疑問を感じたことや印象に残ったことに関連する文献やニュース、映像資料の視聴。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
通例、定期試験が100%であるが、小レポートや発言などの貢献により、平常点の加点をする場合がある。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
以下のような能力や努力が試験等では評価の対象となる。
①知識・技能の観点(30%)
授業で示した用語やデータの意味などについて試験の際に誤りなく記述できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点(30%)
授業で題材にした重要な分岐点について、なぜ重要であるか、どのような影響や力学を生んだか、または後のどのような変化の先駆けとなったのかを分析し、試験等で記述できる。
③主体的な態度の観点(40%)
授業中に教員から投げかけられた「問い」について、自分なりの答えを見つけるために、努力をしたかどうか。②と加えて客観的かつ分析的に物事の因果関係を見つけ出し、試験等で記述できる。
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References 陳來幸・北波道子・岡野翔太 『交錯する台湾認識-見えかくれする「国家」と「人びと」』 (勉誠出版) 4585226702
赤松美和子・若松大祐 『台湾を知るための72章』 (明石書店) 4750353779
- フィードバックの方法
Feedback Method 授業中に配布されるレジュメはキーワードを空欄にし、受講生が書き込んだり、メモを取ったりすることができる。また、授業後は関大LMSからダウンロードすることができる。
学習の前に、予備的な知識やイメージでとらえがちな事象についてのアンケートを実施し、それらを集計して共有し、講義内容に合わせて引用したり、解説したりしている。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー:授業の前後に対応します。
時間がない場合は、関大LMSのメッセージ機能で連絡してください。
- 備考
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