- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 文
- 時間割コード
Course Code - 21956
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 寄附講座（世界遺産論）
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 森部 豊
- 曜限
Day/Period - 火4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義（対面型）
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
「世界遺産」とは地球の生成と人類の歴史によって生み出された、顕著な普遍的価値を持つ人類共通の財産です。
ユネスコ総会で採択された「世界遺産条約」の成立の背景やユネスコの理念など、世界遺産の基礎知識を踏まえた上で、多文化理解や地球環境保護などの考え方を国内外の多様な遺産から学びます。
また危機遺産や負の遺産などの様々な遺産から、保護・保全の重要性や、ユネスコの平和の理念を考えていきます。
一方、世界遺産に登録されることによる弊害や、その普遍的価値の保護と開発、登録へのプロセスなど課題が多くあり、それらをマネジメントする能力が求められている。あわせて学修効果の可視化として世界遺産検定３級以上の合格を目指します。到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
「世界遺産」に関する体系的知識を⾝につける。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
「世界遺産」に対し、⾃ら課題を発⾒し、⼈⽂学の知⾒と⽅法に照らして多角的に探求できる力を身につける。
③主体的な態度の観点
「世界遺産」に対する自らの思考を表現する力を身につける。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 授業開始のオリエンテーション、世界遺産学習の意味、世界遺産の概念、世界遺産検定とは
第2回 世界遺産の基礎知識① ユネスコの理念・役割と世界遺産条約、世界遺産の数と種類、世界遺産の推薦・登録の条件
第3回 世界遺産の基礎知識② 世界遺産の顕著な普遍的価値（OUV）とは、世界遺産の登録基準、世界遺産の登録までの流れ、世界遺産関連機関
第4回 危機遺産 「エルサレムの旧市街」「ガラパゴス諸島」「ウィーン歴史地区」等、世界遺産登録抹消事例「リヴァプールの海商都市」等
第5回 負の遺産 「広島平和記念碑」「アウシュヴィッツ・ビルケナウ ナチス・ドイツの強制絶滅収容所」「ゴレ島」「ロベン島」等
第6回 世界遺産の概念・重要キーワード 文化的景観「トンガリロ国立公園」、ユネスコ世界遺産関連事業、 基礎知識に関する小テスト実施
第7回 日本の世界遺産① 関西の世界遺産「古都京都の文化財」「法隆寺地域の仏教建造物群」「百舌鳥・古市古墳群」「姫路城」等
第8回 日本の世界遺産② 日本の文化遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」「厳島神社」「日光の社寺」「琉球王国のグスク」等
第9回 日本の世界遺産③ 日本の自然遺産「屋久島」「白神山地」「知床」「小笠原諸島」「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」
第10回 世界の文化遺産 「モン・サン・ミッシェルとその湾」「ヴェネツイアとその潟」「フィレンツェの歴史地区」「アンコールの遺跡群」等
第11回 世界の自然遺産及び複合遺産 「グランドキャニオン国立公園」「グレート・バリア・リーフ」「ウルル・カタジュタ国立公園」等
第12回 世界遺産検定模擬試験、及び解説
第13回 模擬試験・過去問解説、時事問題対策
第14回 世界遺産の問題点と課題、 世界遺産の今後：あなたが考える将来の世界遺産
第15回 まとめ、世界遺産の課題に関するレポート試験授業時間外学習 / Expected work outside of class
テキスト、授業資料、レジュメを読み返し、理解が不十分な箇所に関しては、各自テキストや参考文献を調べるなどして復習すること。
世界遺産に関連するメディア（TV/YouTube）などを積極的に活用し、様々な世界遺産に興味をもって取り組むこと。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
授業態度（40％）、課題（小テスト・模試）の提出（30％）、論述形式のテスト（30％）基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
授業中の小テストやレポートなどで評価します。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点および③主体的な態度の観点
論述形式のテストで評価します。
- 教科書
Textbooks 世界遺産検定事務局 きほんを学ぶ世界遺産100＜第5版＞ 世界遺産検定3級公式テキスト マイナビ出版 978-4-8399-8885-2
世界遺産検定事務局 世界遺産検定3・4級公式過去問題集【2025年度版】 マイナビ出版 978-4-8399-8887-6
※2級以上の受験者は該当級のテキストも使用可
-
参考書
References 世界遺産検定事務局 すべてがわかる世界遺産1500（上巻） 世界遺産検定1級公式テキスト マイナビ出版 978-4-8399-8569-1
世界遺産検定事務局 すべてがわかる世界遺産1500（中巻） 世界遺産検定1級公式テキスト マイナビ出版 978-4-8399-8568-4
世界遺産検定事務局 すべてがわかる世界遺産1500（下巻） 世界遺産検定1級公式テキスト マイナビ出版 978-4-8399-8570-7
- フィードバックの方法
Feedback Method LMSの掲示板を通じ、毎回講義の疑問に対する回答を行う
個別の質問等については、問い合わせメールに返信の形で回答を行う
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 森部 豊：個人研究室（オフィスアワー 木曜日4限） E-mail : y-moribe@kansai-u.ac.jp
【授業内容に関する質問】
大塚 正博（世界遺産アカデミー）：E-mail : larchq@gmail.com
- 備考
Other Comments 世界遺産検定の受験は任意です。