- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 文
- 時間割コード
Course Code - 20173
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 連携講座(「地方の時代」映像祭)
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 山ノ内 裕子/齊藤 潤一/堀 潤之/宇城 輝人/木下 光/岡田 忠克/大園 康志/小川 秀幸
- 曜限
Day/Period - 月3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
ドキュメンタリー映像は社会のさまとそこで生を営む人々のありようを記録し、そこに内在する問題を提示する表現手段です。それは、私たちが日ごろ気づかない(あるいは、気づこうとしない)社会の姿を教えてくれるかけがえのない映像表現です。テレビ番組や映画作品など媒体や形態は異なっても、深い問題意識が出発点であることは共通です。ドキュメンタリー作品は何を問題と捉え、どのように訴えているでしょうか。とりわけ、人が生きる基盤である「地域」をどう捉え、そこに生きる人々をどのように描いているでしょうか。
本講義は、本学を会場に実施され、「地域発」の優れたドキュメンタリー作品が集まる《「地方の時代」映像祭》と密接に連携して、その入賞作品・応募作品を含み、意欲的で質の高い内外のドキュメンタリー映像を題材とします。当該作品の制作者や、複数の学部にまたがる多様な専門領域の教員による解説を通じて、地域社会が直面する問題とそこに生を営む人々の状況をより深く認識し、そこにある課題を自らの問題として捉え、その解決の方途を探る力を身につけてもらおうとするものです。受講生は、ドキュメンタリー映像の持つ力に導かれて、社会のあるべき姿と営むに値する生を考えることでしょう。到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
優れたドキュメンタリー作品に触れ、それらを通じて地域社会が直面する問題を理解する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点/③主体的な態度の観点
①の項目で述べた内容を自らの問題として捉え、その解決の方途を探る力を身につける。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス(堀、齊藤)
第2回 ドキュメンタリー映画の諸問題―その1(堀/文学部)
第3回 ドキュメンタリー映画の諸問題―その2(堀/文学部)
第4回 ドキュメンタリーにみる貧困問題―社会資源としてのコミュニティ(岡田/人間健康学部)
第5回 2024年度「地方の時代」映像祭グランプリ作品上映+トーク
第6回 私が作る「地域発」ドキュメンタリー―その1(大園/CBCテレビ)
第7回 私が作る「地域発」ドキュメンタリー―その2(齋藤/社会学部)
第8回 「地方の時代」映像祭を体験する
第9回 ドキュメンタリーが描く労働の世界(宇城/社会学部)
第10回 私が作る「地域発」ドキュメンタリー―その3(小川/三重テレビ)
第11回 映画 『人生フルーツ』を観る(木下/環境都市工学部)
第12回 映画 『人生フルーツ』に学ぶ〜日本のニュータウン開発とはなにか〜(木下/環境都市工学部)
第13回 在日外国人と多文化共生―その1(山ノ内/文学部)
第14回 在日外国人と多文化共生―その2(山ノ内/文学部)
第15回 市村元氏(「地方の時代」映像祭プロデューサー)講演授業時間外学習 / Expected work outside of class
2025年秋に関西大学千里山キャンパスを会場に開催される予定の《「地方の時代」映像祭》で「地域発」の優れたドキュメンタリー作品を積極的に鑑賞してください(会期は11月15日(土)~21日(金)の予定)。また日常的にテレビや映画館などで発表されるドキュメンタリー作品を鑑賞するように意識してください。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
・各担当者が課す授業内外の課題(70%)
・授業参加態度(30%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
各回の授業で扱うテーマについて適切に理解していること。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
各回の授業で扱うテーマについて、批判的な観点から自らの意見を述べることができること。
- 教科書
Textbooks
使用しません。
-
参考書
References 市村元・音好宏・「地方の時代」映像祭実行委員会編 『地域発ドキュメンタリーが社会を変える―作り手と映像祭の挑戦』 ナカニシヤ出版 978-4-7795-1606-1
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 授業の内容や運営方法に関して質問や相談などがある場合は堀(文学部教員)まで、各回の授業内容に関わる事柄については各担当者まで、関大LMSのメッセージ機能などでご連絡ください。
- 備考
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